InterBEE REVIEW2011 (JP)
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30■2011年のキヤノンブースで最も重要な展示を教えて欲しい。 「11月4日に発表したCINEMA EOS SYSTEMだ。以来、大きな反響を呼んでいる。これまで製造してきたEFレンズが全て利用できる上、映画用では利用頻度の高いPLマウントのボディも用意した。キヤノンが長年にわたり培ってきたEFレンズ群、B4マウントレンズ群に加え、今回新たに映画用のEFシネマレンズシリーズをラインナップし、単焦点レンズからズームレンズまで多様な撮影バリエーションに対応できる。またノイズを抑えながらISO20000の明るさが撮れるのも大きな特徴だ。レンズ群とセットで展示したのは今回が国内初なので、とても訪問者が多い」■来場者の反応は? 「好意的な意味で、従来の映画カメラのイメージとは違う、という声を沢山聞いている。これを使えば、新しい映像が生まれる予感がする、という反応も嬉しい。軽くて小さいので機動性についても高発表以来、国内初の展示で大きな反響幅広い映像制作のプロから関心を集めるい評価を頂いている。また、映画カメラらしからぬボディのデザインが斬新との意見もあった」■ブースを訪れる人はどんなお客様が多いか。 「来場者の大半を占めていた放送局関係者に加え、映像制作関係者も増えている。CMプロダクション、出版社、ビデオ制作者、ポストプロ関係者、など多彩な業種にわたっている。InterBEE全体の来訪者の中で、映画関係者の割合は5%程度と聞いたが、少なくとも弊社のブースでの割合はそれ以上の方がこられたという印象だ。また、従来とは比べられないほどアジアや欧米の国外からの来訪者も多い。国外の映像市場は広がっており、期待も高い」 「今回のCINEMA EOS SYSTEMは、これまでのEOSと比べ、最初から映像市場での利用を想定した製品だ。シネマカメラで用いられるLOGガンマによる収録機能も標準で搭載しており、カメラ製品として本格的な映画・映像市場への参入となる。米ハリウッドでは、発表日の11月3日から5日にかけ、パラマウントスタジオで大規模な発表イベントを開催した。大変多くの映画関係者が参加し、キヤノンの映画市場本格参入を強くアピールした。キヤノンは、レンズでは72年と77年に2回、アカデミー科学技術部門賞を受賞している。会場では映画関係者から、あのキヤノンがハリウッドに再び戻って来た、と歓迎された」 「本格的な機能を備えたデジタルシネマカメラだが、これまでの高級デジタルシネマ機と比べ、とてもリーズナブルな価格で導入できる点がCINEMA EOS SYSTEMの大きな特徴だ。この製品がどのように市場に広がりをもたらすのかを考えると、緊張もするがわくわくもする」

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