InterBEE REVIEW2011 (JP)
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07 2009年11月に会長職に就任し、ちょうど会長在籍2年目(来日時)を迎えたゴードン・スミス氏。96年から2008年の2期12年間務めた上院議員時代には、商務委員会に所属し、産業界に関連した法律の立案や、上院ハイテクタスクフォースの委員長を務めるなど、最先端の情報通信技術に精通した議員として知られる。 今回、来日をすることにした理由についてスミス氏は、「米国の放送業界を代表し、東日本大震災で被災された日本の同業者にお見舞いを申し上げると共に、 これほどの災害に遭遇しても勇敢に報道活動に従事されたすべての放送人に敬意を表したかった」という。Inter BEEが今回、初めて行った基調講演において登壇した際も、開口一番、東日本大震災の被災者への哀悼の意を表するとともに、「激甚な被害の中で、生存情報や生活情報を提供した日本の放送局・報道陣の勇気を讃えたい」と惜しみない賞賛の意を表明した。基調講演でスミス氏は、「こうした災害・緊急時における放送の役割を考えると、高度で安定した技術力が重要。放送が未来にかけて、よりいっそう役立つものにしていくためには、新しい技術を積極的に取り込んでいくことが必要だ」と述べ、日本の放送の技術力を評価するとともに、今後さらなる技術革新の必要性を強調している。

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