【NEWS】ブラックマジックデザイン DaVinciResolve10.1を発表 XMLインポート機能改善 FCPXとの連携が柔軟に
2014.1.17 UP
■10に続くアップデート プロジェクトのコントロールをより緻密に
ブラックマジックデザインは1月17日、DaVinciResolve10.1ソフトウェアのリリースを発表した。
メジャーアップデートのResolve10では、ノイズリダクションのテンポラル処理、OpenFXプラグインやパワフルなオンセットツールなど、50以上の新機能が追加された。今回の10.1アップデートでは、DaVinciResolveのタイムラインから、より緻密にプロジェクトをコントロールできる機能がそろえられた。他の編集ソフトやビジュアルエフェクトソフトとの統合性も向上している。
新しい編集機能の追加と、3Dステレオスコピック機能、FinalCutProTMX10.1のサポートが追加されている。既存のDaVinciResolveユーザーは、BlackmagicDesignのウェブサイトから無償で同ソフトウェアをダウンロード可能。
■XMLインポート機能が改善 FCPXのインポートが柔軟に
新たな編集機能として、編集中に複数のショットをプレビューしたり、並べて確認したりできる機能が追加された。これにより、ショットを簡単に切り替えることができるため、タイムラインから直接ショットのオプションを提示するといったことも可能になる。
ドラッグ&ドロップするだけで各クリップを編集タイムラインにコピーでき、編集作業で同一のフッテージを異なるパートで使用できる。
また、編集ツールにおいて、DNGやDPXなどのトリムフレームベースのクリップがサポートされた。これにより、クリップの送信時間が削減され、ワークフローがよりスピーディになる。このほか、RichTextタイトルをサポートし、編集ページから直接、各文字のサイズ、ポジション、色を個別に調整可能になった。
さらに、FCPX10.1とFCP7ユーザーを想定し、XMLインポート機能が改善されている。別個のA/Vエレメントが付いたFCPX10.1の合成クリップを別々のクリップに分けられる。インポートしたFCP7のXMLファイルには、フォントプロパティとタイムラインマークが含まれ、サイズ、クロッピング、合成のパラメーターも取り込める。
FinalCutProで編集した再フレーミング調整を、DaVinciResolveのタイムラインに正確に移動させることができる。
このほか、フルライセンスのDavonciResolveユーザー向けとして、ステレオスコピック3Dツールも強化されている。フルステレオスコピックのマルチトラック編集タイムライン、そしてコンバージェンスの調整、自動アライメント機能の改善などである。
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