InterBEE REVIEW2016
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2016年6月に安倍内閣で閣議決定した「日本再興戦略2016」の中に、2020年における東京オリンピック、パラリンピック開催時には全世帯の50%の家庭で4K・8K番組の視聴ができるようになることを具体的な目標の一つとして掲げている。 Inter BEEの開会式に列席した総務省 吉田大臣官房審議官は祝辞で、2020年における4K・8K普及の目標について触れ、「そのために必要な環境整備や、研究開発を進めていきたい」と意気込みを語った。また、同じくオープニングセレモニーで祝辞に立った経済産業省 本 豊 商務情報政策統括調整官は「Inter BEEの会場には、4年後に実現されているものがかなり出てきているだろうと思う。ある意味でタイムマシンのように、4年後に消費者として経験できるものの片鱗が、今日、ここで見られるのでは」と評した。 こうした政府・行政機関の期待に応えるかのように、今年のInter BEE展示会場では4K・8Kを掲げるブースが目立った。収録カメラにとどまらず、編集機材、ネットワーク、記録装置など、幅広い機種で4K・8K対応の製品がそろい、制作態勢も本格的になったことを強く印象づけ、2020年の制作から視聴までを担う製品群のそろい踏みとなった。 また、2階エントランスロビーに設けられた大画面ディスプレーでは、NHKの8K試験放送とスカパーJSATの4K HDR放送を受信し、大相撲中継など高精細映像の醍醐味を体験できるスペースが設けられた。連日、多くの来場者が移動の合間に足を止めて見入っていた。05バトンはリオから東京へ 2020年へ向けて高まる期待
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