InterBEE REVIEW2016
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39価を行う“パカパカチェッカー”の機能もオプションで追加が可能になる点も評価され、Inter BEEでも引き合いが多かった。Webブラウザ上から日本語で操作できる平易な操作性も、英語版のソフトなどが多い中では使い勝手が良いと認識してもらえている。」(渡部氏) 「報映事業本部では、米LaserGraphics社のフィルムスキャナーを出展。Inter BEEの会場の中でもフィルム対応の機器を展示しているブースを見かけることは少ないため、来場者の関心が高い。古いフィルムでも安定して読み込める機能を備える。4K/8Kに向けて改めて多くの新しいコンテンツを作成するだけではなく、8Kに相当する情報量を持つフィルムのコンテンツを活用することで、次世代に多くの作品を高品位に残せる」(志賀氏) 「今回のInter BEEでは、映像制作/放送関連機材部門のメインのブースだけでなく、オーディオ部門にもブースを設けた。報映事業本部で取り扱う英AMS Neve社のデジタルコンソールDFC 3Dを大々的に出展している。同社のDFCは世界中の映画スタジオで標準システムとして利用されているもの。DFC 3Dは、3DサラウンドフォーマットのDolby Atmosに対応し、立体音響を自在に制作できる点を会場で確認してもらうことができたと思う」(志賀氏)■お客さまの声を聞いてより良い提案を 「Inter BEEでは、当社のシステムインテグレーターとしての提案に対して、対象となるお客さまが足を運んでくださっていると感じている。お客さまの声を聞き、お客さまといっしょにトータルソリューションを提供していくスタンスの当社にとって、意義のある展示会だと感じている」 「Inter BEEは出展社数が増えているように、映像・音響分野でビジネスを展開する企業の裾野が広がっている印象がある。出展されているカテゴリーも、従来よりも広がってきていると感じている。当社でもハードウエア、ソフトウエアはもちろん、映像配信プラットフォームなど新しいカテゴリーの製品が登場している。また、今後はIP化が一層進むことが想定される。当社でも、お客さまでも、次の一手を早めに着手していくことが大切だと思う。そのためには、Inter BEEのような展示会で的確な情報を入手しつつ、次の一手を先取りしていけるだけの物の見方が必要になる。経営統合によるラインアップの強化を生かせるよう、しっかりとした視点でより良いソリューションの提案を、今後も続けられるようにしていきたい」(渡部氏)
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