InterBEE REVIEW2016
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51Inter BEEはブランドや製品を広く訴求し、商談につながる貴重なイベント■多様なニーズに対応した製品群 映像の撮影、編集、コンバージョン、スイッチング、配信まで多様なニーズに対応する製品群を紹介するため、カテゴリーごとにコーナーを分けて展示した。「Blackmagic URSA Mini」シリーズは疑似スタジオを設置し、その機能や使い勝手を体感できるようにした。「DaVinci Resolve」と「Fusion Studio」についても実際に触れられるデモコーナーを設置した。■全ラインナップを展示できる唯一の展示会 Inter BEE 国内最大規模の映像業界向けイベントであり、当社としても力を入れている。製品の全ラインナップを展示できる機会は国内ではInter BEE以外にはない。多くの来場者に新製品やアピールしたい製品を知ってもらう絶好の機会と考えている。商談や引き合いにつながるケースも多く、製品や会社の認知度アップにもつながっている。実際、Inter BEEをきっかけに話が進み、放送局などからの受注につながったケースもある。新たな顧客層の来場を促す取り組みに期待■来て、見て、触る「体感」を提供 特定の製品だけを見るというより、網羅的に全体を見ている印象を受ける。実際に来て、見て、触って体感したいようだ。カタログスペックだけではわからない部分を知る情報収集の機会と捉えているのを実感する。 Inter BEEは制作現場や地方のお客様など、普段の営業活動ではなかなか会う機会のないお客様と直に接することができる有意義な場。これまでの営業ではアプローチしきれなかったお客様から“生の声”を聞けることをいつも楽しみにしている。■新しい業界、顧客層の開拓を期待 これまで通り、集客を高める取り組みを継続してほしい。それに加え、新しい取り組みにも期待している。映像業界以外にも、新しい業界や顧客層の開拓を図ってみてはどうか。 例えば、フリーカメラマンや映像業界を志す学生、ハイエンド機器を求めるコンシューマなどが気軽に参加できるようにするのも一つの手だろう。業界のプロ以外の人にも「行ってみたい」と思わせるようなイベントや見せ方を工夫すれば、全体のすそ野も広がっていくのではないかと思う。

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