Inter BEE 2019

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ICT/クロスメディア 2019.08.01 UP

【NEWS】アップル ARを用いたアートセッション、AR制作セッションを直営店舗で実施 ニューヨーク新現代美術館と共同開発し現代美術アーチストが参加

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Pipilotti Rist(ピピロッティ・リスト)によるAR作品 “International Liquid Finger Prayer”

 アップルは7月31日、AR(Augmented Reality、拡張現実)を用いた3つの催しを発表した。世界各地にあるアップルストア直営店で実施する。ARとART(藝術)をかけて、「[AR]T」(エー·アール·ティー)として、タイトルにつけている。セッション「[AR]T ラボ」、「[AR]Tウォーク」(以上2セッションは参加予約が必要)と、店舗内で[AR]Tビューアを使えば誰でも体験できる「[AR]T in the Apple Store(Apple Storeで体験する[AR]T」)の3つ。
 セッションは、アップル直営店で2017年から実施されている「Today at Apple」と呼ぶプログラムの一環で、写真、ビデオ、音楽、アートなど幅広い分野で実践的な講座が開かれている。今回のプログラムは、アートを題材とする新しいセッションとして実施するもの。
  ニューヨークの新現代美術館(New Museum of Contemporary Art、通称New Museum)の7人のアーチストが制作したAR作品を体験したり、インキュベーターが参加するプログラムなどが実施される。

【 [AR]T ラボ】New Museumのインキュベーターが制作協力

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ニューヨーク在住のアーティストで教育者のサラ・ロスバーグが、Today at Appleの参加者にSwift Playgroundsを使った自分だけのARエクスペリエンスの作り方を教えてくれる

 ニューヨーク在住のアーティストで、NEW INCメンバー(New Museumの文化面でのインキュベーター)であり教育者のサラ·ロスバーグ氏が制作協力をしている。
 ロスバーグ氏が作成した素材(オブジェクト、音楽)を用いて、ARを体験しながら、アップルが開発したプログラミング言語Swiftを学ぶためのアプリケーション「Swift Playgrounds」を使用してARの作り方を学ぶ。90分間の無料講座。アップルストア全店で実施する。参加無料(要予約)。

【[AR]Tウォーク】7人のアーチストによるAR作品を公共スペースで視聴体験

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Cao Fei(ツァオ・フェイ)によるAR作品 “Trade Eden”

 [AR]Tウォークは、New Museumの7人のアーチストによる拡張現実作品を、アップルが用意したAR用デバイス(ヘッドホンつき)で視聴するもの。公共スペースを中心に、屋外を2.5km程度歩きながら体験する。「体験型ウォーク」として、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、パリ、香港、東京で実施する。今回参加するアーティストは、Nick Cave、Nathalie Djurberg & Hans Berg、Cao Fei、John Giorno、Carsten Höller、Pipilotti Ristの各氏。いずれも、New Museum大半は、ARに初めて取り組むという。参加無料(要予約)。

【[AR]Tビューアによる[AR]T in the Apple Store】全店舗で実施

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Nick Cave(ニック・ケイヴ)のインタラクティブなインスタレーション作品 “Amass”。世界のApple Store直営店で体験できる

 すべてのApple Storeで開催。Nick CaveによるARアート『Amass』を、店舗内を歩きながらインタラクティブに体験できる。Apple Storeアプリケーションの[AR]Tビューアを使用する。

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