映像制作/放送関連機材
2019.06.04 UP
ビデオトロンは、12G SDIに対応した製品のラインアップをAfter NAB Showで展示した。ブースにはマトリックススイッチャーやフレームシンクロナイザー、ラインシンクロナイザーなどの製品が並んだ。
4K番組制作への対応へ向け、設備構築の鍵となる12G-SDIに対応したマトリックススイッチャーの新製品MTX-70Uシリーズでは、4入力2出力の「MTX-70U-42」、8入力8出力の「MTX-70U-88」、16入力8出力の「MTX-70U-168」を展示。さらに、開発中の16入力16出力「MTX-70U-1616」の動作テストが完了したことを紹介した。Vbusシリーズの空きスロットに組み込んで使えるコンパクトなスイッチャーであり、4Kに対応した中継車などでの用途を訴求する。
同じくVbus シリーズの12G-SDI対応のフレームシンクロナイザー「FS-70U」、12G-SDI対応ラインシンクロナイザー「AVDL-70U」を展示。これらによって、Vbus シリーズで12G-SDI対応のラインアップが揃い、4Kシステムを完結して提供できるようになった。
3G-SDI対応のビデオチェッカー「Mini Boxシリーズ」の新製品「VC-203G」もデモを交えて紹介があった。映像入力、モニタリング、テストパターンの発生、音声の入力/発生ができる液晶ビデオチェッカーを手のひらサイズに仕立てた。中継現場などでの映像モニタリング用途はもちろん、トラブル時の切り分けなどにも対応できる機能を備えており、中継やロケの現場で重宝するとの説明があった。