映像制作/放送関連機材
2019.09.09 UP
【NEWS】パナソニック 世界最高輝度5万ルーメンのレーザープロジェクターを発表
パナソニックは9月6日、50,000lm、4K解像度の3チップDLPレーザー光源プロジェクター PT-RQ50KJを発表した。発売は12月から。
パナソニックは9月6日、50,000lm、4K解像度の3チップDLPレーザー光源プロジェクター PT-RQ50KJを発表した。発売は12月から。
世界最高輝度の50,000lmを実現し、ワークフローの効率化のための機能を搭載。また、機器の安定した動作のための独自の冷却システムを採用している。これは、今回、50,000lmの高輝度映像を本製品サイズで安定して投写し続けるため、筐体内部の温度制御で効率的な熱冷却を可能にする独自新開発の「フィンレスラジエター」を採用している。
レーザー光源には青色と赤色の両方を採用し、複数のレーザー光源の波長を最適制御する広色域化技術により、表現できる色再現領域は、従来比114%を達成した。赤色レーザーは温度変化に敏感なため、緻密に管理・制御するための「ダイナミックデジタルコントロール技術」を新たに開発して、光出力を安定化している。
また、従来機種でも採用した光学ブロックの完全密閉化により防塵性能を確保し、寿命を20,000時間に伸ばしている。
本体と冷却部分が分離しない一体型の設計で、しかも従来のプロジェクター(PT-RQ32K/26,000lm)の設置面積とほぼ同じ筐体サイズを実現している。これにより、現場での運搬・設置効率を向上している。さらに、現場での設置時間を短縮するため、専用アプリインストールしたスマートフォンをプロジェクターにかざすことで、IPアドレスなどのネットワーク設定ができるNFC(Near Field Communication、近距離無線通信)機能を搭載している。
さらに、エラー情報をリアルタイムに表示することでトラブル時への対応を迅速化する「インフォメーションモニタ」や、ネット経由でパソコンから再生コンテンツの確認を行える「リモートプレビュー機能」などを搭載している。