Inter BEE 2019

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映像制作/放送関連機材 2019.09.19 UP

【NEWS】マイクロソフト、ウォルト・ディズニー・スタジオの開発部門スタジオ・ラボとコンテントワークフロー開発で提携 Azure上のAVID社製品を活用し、5年で既存ワークフローからクラウド主体の制作環境に転換

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 マイクロソフトは 9月13日、ウォルト・ディズニー・スタジオ(The Walt Disney Studios)の開発部門であるスタジオ・ラボ(StudioLab)のイノベーションパートナーとして、 マイクロソフトのAzureクラウドを用いた新たなコンテント・ワークフローを共同で開発すると発表した。期間は5年。マイクロソフト Azureクラウドプラットフォームで、コンテンツの制作、プロデュース、提供までを実施する新たなワークフローを開発する。

「既存のワークフローをすべてクラウドに」

 ウォルト・ディズニー・スタジオの「スタジオ・ラボ」は、将来へ向けた先進的な作品制作のためのツールと手法をつくりだすテクノロジー・ハブとして開設されている。マイクロソフトとディズニースタジオ・ラボの両者は、ディズニースタジオにおけるプロダクション、ポストプロダクションの工程をより進化させるためのクラウドベースのソリューション開発をめざす。

 ディズニー・スタジオのCTO、ジェイミー・ヴォリス氏は「既存のワークフローをすべてクラウドに移すことで、より効果的、かつ短期間に創り出せる。多くの才能ある制作者たちが、自分たちの作業により集中できるようになるだろう」と期待を示す。

Avidはマイクロソフトと戦略的アライアンスで連携

 同プロジェクトには、アビッド・テクノロジーも参加している。アビッドはマイクロソフトと「戦略的クラウド・アライアンス」を結んでおり、編集、アーカイブ構築、制作進行中におけるバックアップ作成など、各種の基礎的なワークフローを共同で構築している。これらの複数のワークフローは、Avid MediaCentral、Avid Media Composerなど、マイクロソフトのAzure上でネイティブに稼働するアビッドの各種ソリューションに展開されており、コンテンツ制作やコンテンツ・マネージメントの開発の基盤として用いられている。

 マイクロソフトは、インテリジェント・クラウド、インテリジェント・エッジが本格化する時期が到来する中で、デジタルトランスフォーメーションの実現を進めようとしており、今回の提携もその一環と位置づけられる。

【日本マイクロソフトはInter BEE 2019に出展します】

 日本マイクロソフトは、11月13日(水)から15日(金)まで、幕張メッセで開催するInter BEE 2019(ICT/クロスメディア部門 / ホール7 / 小間番号7201)に出展します

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