11月18日~2021年2月26日

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映像制作/放送関連機材 2019.08.14 UP

【NEWS】ブラックマジックデザイン Blackmagic Pocket Cinema Camera 6Kなど新製品を発表 DaVinci Resolveの最新版16.1も同時発表

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Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K

 ブラックマジックデザインは8月9日、新製品のBlackmagic Pocket Cinema Camera 6Kを発表した。同社は同日、このほかに、新製品のUltraStudio 4K Mini、Blackmagic RAW Speed Test、DaVinci Resolveの最新版、DaVinci Resolve 16.1を同時に発表した。

Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K

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 Blackmagic Pocket Cinema Camera 6Kは、同社のBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kを踏襲し、新たに大型のスーパー35センサー(6144x3456)により6K解像度に対応。6K解像度で撮影することで、編集によってズームや再フレーミングなどが可能。

 スーパー35サイズの6K HDRイメージセンサー、13ストップのダイナミックレンジ、EFレンズマウントを搭載。50fps撮影(6K、6144x3456、16:9)、60fps撮影(6K、6144x2560 2.4:1/5744x3024 17:9)のほか、120fps撮影(2.8K、2868x1512 17:9)が可能。また、アナモルフィックレンズによる60fps撮影(3.7K、3728x3104、6:5)もできる。25,600までのデュアルネイティブISO機能を搭載し、低照明条件での撮影に対応する。

 CFastおよびSD UHS-IIカードレコーダーを内蔵。ネイティブ4K/6K Blackmagic RAWにはSD/UHS-IIまたはCFastカードを使用。256GBのSD UHS-IIに、フル解像度の6K映像を1時間以上収録できる。また、USB-C拡張ポートにより外付けディスクへ直接収録できる。HD収録では標準のSDカードも使用できる。
 メディアファイルはあらゆるOSで扱うことができ、さらにメディアカードやディスクは、Mac用にHFS+、Windows用にexFATにフォーマット可能。

 記録方式は、4Kまでは10-bit Apple ProResファイル、6Kまでは12-bit Blackmagic RAWで収録する。新フォーマットのBlackmagic RAWは、センサーデータを完全な品質でキャプチャーし、維持するよう設計され、ファイルサイズが小さく高速で扱いやすい。ISO、ホワイトバランス、露出などのカメラ設定をメタデータとして保存し、撮影後の編集で上書きできる。

 URSA Mini Pro G2と同じ第4世代カラーサイエンスを採用。ダイナミック12-bitガンマカーブで、ハイライトとシャドウのカラーデータをより多くキャプチャーするように設計されている。Blackmagic RAWイメージ処理に対応し、カラー、ダイナミックレンジのデータがメタデータとして保存され、ポストプロダクションで使用できる。
 Logカラースペースで撮影してダイナミックレンジを保存する。撮影時には、3D LUTでモニターに”ルック”を適用し、完成した映像のイメージが掴める。17および33ポイント3D LUTファイルをサポート。Extended Video、Film to Video、Film to Rec.2020などのLUTを内蔵している。なお、製品にはフルバージョンのDaVinci Resolve Studioを同梱している。

 背面には5インチタッチスクリーンLCDを搭載している。ショットのフレーミングや的確なフォーカス合わせができるほか、オーバーレイでステータス、ヒストグラム、フォーカス/ピーキングインジケーター、レベル、フレームガイド、再生コントロールを表示できる。また、フルサイズHDMIコネクターからHDR、10-bit出力が可能。

 カメラ専用のOS、Blackmagic OSを搭載しており、シンプルなタップ&スワイプで、設定の調整、メタデータの追加、収録ステータスの確認が行える。また、高度なカメラ機能を完全にコントロール可能。オンスクリーンで、フォーカス、露出ツール、3D LUT、HDR、メタデータ入力、タイムコード、Blackmagic RAW設定なども可能。

 標準のLP-E6型リムーバブル・バッテリーを使用。さらにロック式DC電源コネクターも搭載している。オプションのBlackmagic Pocket Battery Gripを追加すると、2つのバッテリーを使用できる。価格は、US$2,495。

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UltraStudio 4K Mini

 UltraStudio 4K Miniは、ビデオ機器にThunderbolt 3で接続して使用するビデオ/オーディオキャプチャー。4K DCI 30pまでのあらゆるフォーマットで、放送品質8-bit、10-bit、12-bitのハイダイナミックレンジをキャプチャーできる。12G-SDI、HDMI、アナログビデオ、オーディオ接続を搭載し、編集、カラーグレーディング、ライブ放送グラフィック、従来型の放送デッキからのアーカイブ作業、インターネットのライブストリーミング用のソリューションの構築が可能。
 60fpsまでのSD、HD、Ultra HD、4K DCIフォーマットのビデオ/オーディオをキャプチャー。Mac、Windows、Linux対応の各種ビデオソフトで使用できる。
 キーボード、マウス接続用のUSBを搭載し、トリクル充電も可能。SDカードリーダーも内蔵している。 価格はUS$995。
              

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Blackmagic RAW Speed Test

 Blackmagic RAW Speed Testは、Mac OS X用のCPU/GPUの評価ツール。ウェブサイトからダウンロード可能。使用中のシステムでフル解像度BlackmagicRAWフレームのデコード速度をテストできる。

 複数のCPUコアおよびGPUが自動的に検出されるので、正確かつ現実的な結果が得られる。テスト実行の際、Blackmagic RAW固定ビットレート3:1、5:1、8:1、12:1のいずれかと解像度を選択する。いずれにしても、Blackmagic RAW SpeedTestはシステム上で複数の解像度およびフレームレートでテストを実行するが、ユーザーはメインメーターで行うテスト解像度を選択できる。測定は絶えず継続され、ホストコンピューターのストレステストが可能。
 結果は表形式で、サポートされている解像度別に、1秒間にデコード可能なフレーム数(fps)を確認できる。現在Macのみ対応。Blackmagic Designウェブサイトから無償でダウンロード可能。

DaVinci Resolve 16.1

 同社の編集ツール「DaVinci Resolve」の最新バージョン 16.1。パブリックベータ版がBlackmagic Designウェブサイトからダウンロード可能。
 新機能は主に、カットページに追加されている。プロジェクト作業中に映像や音声素材を一時的に置く「ビン」の機能が改善されたほか、編集者の作業を予測し、再生ヘッドに最も近い編集点に挿入編集やトランジションを追加するスマートインジケーターという機能が追加された。

 また、ユーザーからのリクエストで多かったもののひとつで、タイムラインのクリップをよりすばやく分割する機能が「カットクリップアイコン」として追加され、クリックするだけでクリップを再生ヘッドの位置で分割できる。

 また、尺が長すぎるショットや、視聴者にとって退屈と感じられるショットや、尺が短かすぎるジャンプカットなどを、タイムライン全体を通してハイライトされる「ボーリングディテクター」が新機能として追加されている。

 同期ビンと呼ぶ新機能では、無数のクリップを常に分類し、ユーザーに必要なクリップだけを見つけ、現在のタイムラインの適切な位置に同期して表示する。
 タイムラインのショットに同期したクリップをすべてカメラ番号順に表示され、ビューアで見ることができる。タイムラインをスクロールすると、同期ビンはその位置に関連するショットだけを表示する。
 同期ウィンドウはタイムコードに基づく同期をサポートしているほか、オーディオ検出やサウンドに基づくクリップ同期にも対応している。新しい同期ウィンドウを使用してクリップを手動で同期することで、複数のアクションカメラを使用するワークフローなどで、ソース上書き編集や同期ビンなどの新機能を使用できる。

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