11月18日~2021年2月26日

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映像制作/放送関連機材 2020.11.03 UP [ PR ]

【Inter BEE 2020】アサカ 同時配信向け番組やCMを差し替える「DU-187C SCTE104 VANCインサータ」 を出展、CS局、民放局に100以上の導入実績

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DU-187C SCTE104 VANCインサータ

 アサカは、11月18日から20日までオンラインで開催するInter BEE 2020 ONLINEに出展し、テレビ番組の一部を静止画などに差し替える「フタかぶせ」や、SCTE104の情報重畳を自動化する「DU-187」の最新バージョン「DU-187C SCTE104 VANCインサータ」を出展する。

 HD-SDI信号のアンシラリデータ領域に、番組やCMなどを差し替えるために使用される「SCTE104」の制御情報を多重して出力する装置。
 10月末に最新版のCモデルを発表。Cモデルからは10枚の静止画に対応。Web APIも拡張され、さらに使いやすくなった。後段のSSAI(Server-Side Ad Insertion)システムに必要な情報を容易に設定し多重ができる。

 Inter BEE 2020では、新バージョンのCタイプの機能紹介や、CSVリスト順による自動運用などの導入事例を紹介する。また開発中の「AVS-90 ビデオインサータ・SCTEモニタ」連携による動画差替え、外部映像切替、DSK、SCTE104モニタの機能を案内する。

■2016年に販売開始し、CS局、民放局に100台の納入実績

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新製品の「DU-187C」。1Uの筐体に「DU-187C」を2ユニット搭載したもの

 「DU-187」は2016年に販売を開始し、CS局の配信での番組フタかぶせの自動化や、民放局の配信実証実験などで、採用実績を重ねてきた。2019年には、WEB APIによるSCTE104情報設定に対応し、自動化の仕組みを実現しやすくしたBモデル、「DU-187B」を発売。従来のTelnetに加えWeb APIでSCTE104制御情報を設定できる機能を追加した。SCTE104は、米国ケーブルテレビ技術協会(SCTE、Society of Cable Telecommunications Engineers)が標準規格としている、MPEG-2 TS領域における番組内への広告挿入法の一つ。

 販売開始からこれまでにCS局、民放局などに100台を超える導入実績を持つ。今年10月末、同時配信が実運用検討に進む中、ユーザーからの要望を取り入れた最新版「DU-187C」を正式リリース。 従来のDU-187/187Bからバージョンアップすることも可能。

■番組の多メディア活用によるCMなどの差し替えを簡易化

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SSAIによるCM差替え概略イメージ

 海外楽曲等の権利処理関係、CMの差し替えなどで、映像を静止画などと差し替えるSSAI(Server-Side Ad Insertion)に利用可能な情報をWEB APIで本体に設定可能。

 海外楽曲等の権利処理関係、CMの差し替えなどで、映像を差し替えるSSAI(Server-Side Ad Insertion)に利用可能な情報をWEB APIで本体に設定可能。

 災害報道時などで、配信できないCMや番組にフタをして配信する場合、静止画+無音でフタをする、あるいは音声のみのバイパスも可能。また、別映像ソースへの切り替えも、放送局間の制御信号を利用し、少ないシステム上の改修で対応できる。

 ネット向けの専用CMへの差し替えの場合、CMをブロックされない仕組みのSSAIを利用できる。この際、CM枠の尺やID情報をあわせて重畳可能。CMはネット側で差し替えし、配信専用のCMでマネタイズを実現する。

■内蔵静止画を10枚に拡張

 「DU-187C」に搭載された新たな機能は、以下の通り。
○内蔵静止画の枚数が従来の1枚から10枚へ増え、配信開始、配信終了のお知らせなど、用途に応じて使い分けが可能。
○WEB APIによる、音声の通過/ミュート、SCTE104重畳/未重畳、など細かな設定を追加。
○本体設定のプリセットを1から10プリセットに増加。
○設定値のインポート/エクスポートに対応し、複数ユニットの設定が容易に。
○WEBブラウザによる設定を強化し、操作性が向上。
○CSVファイル取込みによる順次重畳への対応。スポーツイベントのライブ配信などでの手動運用に便利。

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DU-187C WEB API制御

 今後は、「AVS-90 ビデオインサータ・SCTEモニタ」連携による差替えシステムを発売する予定。これにより、動画ファイル連携による動画の差替えや入力切替が可能になる。また、 監視用途に対応するため、オンスクリーンでのSCTE104検知デコード機能の付加や、DSK機能による部分的なフタかぶせへの対応、スケジューラー連携による自動送出などの機能強化をしていく。

【出展企業紹介】

株式会社アサカ
営業部
電話03-5405-6055
メール sales@asaca.co.jp

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