Inter BEE 2021

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Special 2023.10.30 UP

【INTER BEE BORDERLESS】基調講演「ローカル局社長が語る地域メディアの“未来ビジョン”」に期待集まる!

境 治 Inter BEE 編集部

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INTER BEE BORDERLESSの基調講演は、16日(木)の13時から国際会議場2F 国際会議室で「ローカル局社長が語る地域メディアの“未来ビジョン”」のタイトルで行われる。ローカル4局の社長に集まっていただき、変化する時代に揉まれる地域メディアとしてのビジョンをディスカッションする企画だ。パネリストは、株式会社東日本放送 代表取締役社長・藤ノ木正哉氏、株式会社CBCテレビ 代表取締役社長・松波啓三氏、山陰中央テレビジョン放送株式会社 代表取締役社長・田部長右衛門氏、南海放送株式会社 代表取締役社長・大西康司氏。モデレーターは、BORDERLESSの企画メンバーでもある日本放送協会 放送文化研究所メディア研究部 研究主幹・村上圭子氏が務める。村上氏に、企画した背景や当日の大まかな進行などを聞いた。
(コピーライター/メディアコンサルタント 境治)



別々の地域、系列、背景の4人の社長が一堂に会するセッション

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ローカル局の社長によるセッションは、BORDERLESSの前身、INTER BEE CONNECTEDで2021年に開催している。ただこの時は、「在京出身」の4人の社長によるセッションだった。この時もモデレーターを務めた村上氏だが、今回はできるだけ異なる考え方、背景を持つ社長にお声がけしたという。「それぞれ全く違う背景をお持ちの社長さんたちに集まっていただくことが今回のテーマでした。皆さんの議論を通じて、ローカル局の未来は一つではないと来場者に感じ取っていただければと考えています。」
確かに、地域ブロックでまとまって有料配信サービスの開始を呼びかけた社長から、地域の将来像に向けた事業を大胆な発想で描く社長まで、4人の社長は様々な背景を持つ方々だ。村上氏は、事前に各社長との打ち合わせを重ねていく中で、ローカル局の未来像がいかに多様かを実感したという。「地域メディア」と言っても、エリアが広域か単県かで見えているものは違うだろう。
「ローカル局の来場者の方々にとって、この議論の中でどの部分を持ち帰っていただけるかは局によって違うと思います。自分達と重なる要素を発見していただければと思います。」受け止め方が人によって違う、多様な価値を持つセッションになりそうだ。一方で、配信やインフラの維持、取材機能の合理化等、様々な地域連携も進んでいる。系列ネットワークを軸としたこれまでのような連携ではなく、地域を主体とした連携によって、どのようなコストメリットや相乗効果が図れるのかもセッションのテーマの1つだという。

事前に問いかけた質問への回答をスクリーンに映しながら進める

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2019年の基調講演直前の写真。国際会議場が今年は再び賑わいそうだ

当日は、登壇者からまとまったプレゼンをしてもらうのではなく、事前に村上氏が投げかけておいた質問に対する回答を、会場のスクリーンに投影していき議論を進めていく予定だ。
「質問は、大きく4つのテーマでお聞きする予定です。配信関連、地域事業、ローカル局の将来像、地域メディアの存在意義。打ち合わせの時点で、答えづらいとおっしゃられた質問もありますが、なんとかご回答いただけるようにお願いしています。」
確かに「将来像」などはメディアを専門とする大学教授でも回答しづらいものだろう。だがきっと、しっかりとビジョンはお持ちの方々のはず。それをご披露いただくことは、業界全体のためにもなるのだと思う。思い切ったご発言を期待したいところだ。
BORDERLESSの基調講演としてだけでなく、Inter BEE全体の中でも注目を集めそうな本セッション。国際会議場はキャパが広いとはいえ、聴講予約はお早めに。

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