Inter BEE 2021

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Special 2025.09.17 UP

InterBEEはカメラおじさんが全力ではしゃぐ場所!〜InterBEE大好きYouTuber座談会〜

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近年、YouTuberとしても活動するクリエイター、インフルエンサーの方々がInter BEEに来場し、会場の様子を発信する動画が増えている。昨年のInterBEEではYouTuberミッチーさんが作成した一本のレポート動画が関係者の中で話題になった。YouTuberの皆さんが会場で交流しながらイベントを心から楽しんでくれている姿が感動を呼んだのだ。もっと多くのYouTuberのみなさんに来場してもらい、コミュニティを発展してもらえたらと心から思った。
その思いから、今年はYouTuberの方々が交流し、また情報発信の拠点として活用できる「YouTuberラウンジ」を設置する構想が生まれた。しかし、どんなラウンジがあれば喜んでもらえるのだろうか?そこで私たちは、ミッチーさんにコンタクトして、日頃から交流のあるYouTuberの方々にお声がけいただき、オンライン座談会に集まってもらった。Inter BEEの魅力やラウンジへの期待について、率直な意見を伺うことができた。この記事は、その楽しい議論の記録である。
(コピーライター/メディアコンサルタント 境治)

ワンランク上の配信を目指すと、必然的に機材が気になる

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上からミッチーさん、ひかるさん、中川さん

境:本日はお集まりいただきありがとうございます。まず、ミッチーさんから皆さんをご紹介いただけますか。
ミッチー:はい。まずヒカルさんは北海道の函館在住で、ガジェット系の有名な方です。
ひかる:アクションカムや小型カメラのレビューを中心に、最近はメタバースでの活動もしています。Inter BEEのようなイベントには最近参加できるようになったばかりで、皆さんと一緒に回れることを楽しんでいます。
ミッチー:次は中川さん。三重県で映像制作をされていて、いつも一緒に行動しています。僕がInter BEEに引っ張った感じです(笑)。
中川:夫婦でYouTubeをやっています。元々は音楽発信のために始めたんですが、だんだんカメラにのめり込んで。憧れだったミッチーさんやひかるさんたちに会えるようになり、夢が続いている感じです。僕にとってInter BEEは友達に会いに行くのが一番の目的ですね。
ミッチー:そして、ゆーにーさん。ガジェット全般、特に小型カメラや周辺機器のレビューをされています。
ゆーにー:去年は参加できなかったので、今年が初参加になります。すごく楽しみにしています。
ミッチー:ゆーすけさんは、カメラの「体験」の楽しさを伝える活動をされています。Inter BEEがご縁で繋がりました。
ゆーすけ:オールドレンズの楽しさからカメラの世界に深く入り、今はスマホじゃ味わえないカメラの楽しさを伝えたいと思っています。
ミッチー:最後にタスクさん。DIYのプロフェッショナルで、YouTubeチャンネル登録者は5万人を超えています。
タスク:僕は物作りのチャンネルですが、昔からカメラで撮って編集するのが好きで、YouTubeを始めてからカメラに再度はまりました。Inter BEEは、機材に触れられるだけでなく、クリエイターの皆さんと交流できる貴重な場です。
境:ありがとうございます。タスクさんのように、一見すると専門分野が違う方がなぜInter BEEに?というのが少し不思議だったのですが、皆さんのお話で繋がりました。
ミッチー:そうですね。ここにいる皆さんの共通点は、YouTubeをやっていて、より良い映像を撮りたい、クオリティを追求したいという欲求があることです。活動を続けていくと、照明や音声にもこだわりたくなって、機材のレベルが上がっていく。そうなると、必然的にInter BEEで展示されているようなプロフェッショナル機材が気になってくるんです。コンシューマー向けからワンランク上を目指した時、その答えがInter BEEにあるんだと思います。

ディズニーランドより楽しい。僕らにとってInter BEEは楽園

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上から、タスクさん、ゆーにーさん、ゆーすけさん

境:皆さんのクオリティへの欲求がInter BEEに向かっているというのは、運営側として本当に嬉しいお話です。他に、Inter BEEならではの魅力はありますか?
中川:もう、宝物がそこら中にある楽園。僕はディズニーランドより楽しいと本気で思ってます。普段ネットでしか見られない機材に触れられるし、目の前で実演も見られる。去年、すごい照明セットが組まれたシネマカメラのコーナーがあったんですが、ああいうプロの現場はなかなか見られないので、めちゃくちゃ興奮しました。
境:それは昨年から始めた「INTER BEE CINEMA」という企画ですね。映画に特化したエリアで、スタジオセットを再現しました。そういったお声は大変ありがたいです。
ミッチー:今のカメラ系YouTuberは「シネマティック」から入っている人が多いので、あの企画は響いたと思います。そこから本格的に映画を撮りたいという人も出てきていますし。
ひかる:僕はカンファレンスがすごく面白いと思いました。メタバースやeスポーツと映像表現をどう繋ぐか、といったテーマはInter BEEならではで、とても楽しかったです。
ゆーすけ:僕は、ユーザーの声を直接メーカーに届けられる場だと思っています。自分で買って使った上での意見を伝えることは、他の困っている視聴者の助けにもなる。そういう活動のスタンスを大事にしているので、Inter BEEは貴重な機会です。
タスク:普段なかなか見比べたり触ったりできない三脚や照明、海外メーカーの製品などを実際に試せるのがいいですね。最初は一人で情報を仕入れに行っていましたが、最近はみんなでワイワイ回れて、修学旅行みたいで本当に楽しいです。
ゆーにー:私は今年初めてのInter BEE参加で、最新の小型カメラや周辺機器に直接触れられる機会を心から楽しみにしています。会場で皆さんとお会いしたいです!

Inter BEEは、僕らが繋がる場所でもある

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皆さんとの交流は運営側にとって貴重な経験となった

境:お話を伺っていると、Inter BEEは皆さんが集まる場でもあるのですね。
ミッチー:そうですね。もともとカメラの祭典であるCP+で集まるようになって、その流れでInter BEEに行ったら、もっと色々な人が集まったんです。クリエイターが集まれる場所として、皆さんに認識してもらえたのかなと。
タスク:僕も前回、会場でゆーすけさんとミッチーさんを見かけて。その時はちゃんと挨拶できなかったんですが、帰りのミッチーさんのライブ配信に参加したのがきっかけで仲良くなりました。
ミッチー:そうそう!道中のライブ配信にタスクさんが来てくれて。そこからですね。
境:まさにInter BEEがご縁を繋いだんですね。
ミッチー:はい。だから今年のInter BEEも「みんなで集まろうぜ」って声をかけています。初めて会う人からも声をかけてもらえるようになったので、仲間はどんどん増えていくと思います。

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ミッチーさんの昨年のレポート動画から

議論は盛り上がり、ラウンジの運営方法についても意見をうかがった。誰でも入れるオープンな形がいいのか、それとも招待制のようなクローズドな形がいいのか。多くの意見が出たが、「まずは今年ぜひやってみて欲しい」とラウンジ設置への熱い期待を感じた。
ミッチーさんの去年の動画の最後に「カメラおじさんたちが全力ではしゃぐ場所」というテロップが入っていた。イベントが終わった後の飲み会も、最高に楽しいと皆さんが言う。「あそこの展示、こうだったよね」などと語り合うのだそうだ。YouTuberの皆さんにとってInter BEEは、最新の技術に触れる学びの場であり、仲間と出会い、語り合う祭りの場でもあるのだ。
今回いただいた貴重な意見をもとに、私たちはラウンジ作りに向けて動き出す。この記事を読んでくださったクリエイターの皆さん、そしてメディア・エンターテインメント業界に関わる全ての皆さん。今年のInter BEEで、そして新しく生まれるラウンジでお会いできるのを楽しみにしています。一緒に全力ではしゃぎましょう。
(座談会に参加した皆さんのYouTubeチャンネルは、下のリンク欄からどうぞ)

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