Inter BEE 2021

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Special 2024.10.03 UP

幕張から、10年先のコンテンツを見通そう。〜Inter BEE 2024 来場事前登録受付中〜

境 治 Inter BEE 編集部

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生成AIの登場や、XR、VRのさらなる進化など、メディア・エンターテイメント業界のテクノロジーは、これまでとは違うパラダイムシフトにより、新たな時代を迎えようとしている。いま見えてきた変化の萌芽は、今後の業界が向かう方向性を決めようとしているかのようだ。2024年のいま、何が起ころうとしているのかを見定めるために、最新の技術、テクノロジーを確認しておく必要があるだろう。
メディア総合イベント、Inter BEE が今年で60回目の節目を迎えるのは、偶然ではないかもしれない。人間で言う還暦のように、一回りして業界が次へ向かうタイミングとシンクロしているのではないか。だからこそ、今年のInter BEEはこれまでにない熱さを帯びることになるだろう。60回目を盛り上げるための施策もさまざまに展開される。その一端をご紹介したい。

出展者も増え、会場も大きく拡大。各部門も拡充を目指す

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コロナ禍で収縮したこのイベントも、2024年は以前の規模にほぼ戻りそうだ。昨年から出展者数はさらに増え、会場は昨年の6ホールから7ホールに拡大する。昨年名称を変更してグレードアップしたエンターテインメント/ライティング部門、メディア・ソリューション部門の2部門はもちろん、プロオーディオ部門、映像制作/放送関連機材部門も含め、各部門の裾野を広げて規模の拡張を図る。Inter BEE全体のビジネス分野の多様性を実現することで、メディア総合イベントとしての質と価値を高めていく。またINTER BEE IP PAVILIONはINTER BEE DX × IP PAVILIONに名称を変更。IP活用を、その先のコンテンツ制作のDXに拡張することで、来場者の近未来のニーズに応える。今年のInter BEEは、あらゆる分野を包括するメディア総合イベントとして、来場者を満足させることになるだろう。

60回を盛り上げるAWARDと、新たな特別企画CINEMA

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今年60回目を迎えることを記念する企画として、INTER BEE AWARDを開催。あらかじめ応募した出展者の製品・サービスの中から、カテゴリーごとに選考して表彰する。AWARDへの出品は事前にWEBサイトで公開されるので、来場者の皆さんも注目すべきプロダクトとしてチェックしてもらうといいだろう。またこれも今年初の試みとなるINTER BEE CINEMAは、映画制作技術とプロフェッショナルが集う特別企画。様々なプロダクトの展示が行われ、「レンズバー」と称した世界のシネマレンズでテストルックできるのも見ものだ。さらにスタジオセットエリアでは、映画撮影現場を本格的に再現。プロによる撮影のデモを解説付きでライブショーとして体感できる。ぜひ間近でプロの技術と創造力をご覧いただきたい。

多彩なコンファレンスで、10年先を見通すインテリジェンスを

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Inter BEEの醍醐味は、展示と併せて開催される、充実のコンファレンスにもある。今年も140を超えるセッションが、国際会議場や展示スペース内のステージで開催される。基調講演は多彩な分野で各特別企画からもセッションが企画されている。さらにはOTT、海外動向、CTV、放送の未来像、IP化、クラウド、AIといったキーワードが散りばめられた珠玉の基調講演に期待が高まる。また各特別企画の会場では、INTER BEE IGNITION×DCEXPOでの落合陽一氏や山崎貴氏などの著名人によるトークセッションが注目だ。INTER BEE BORDERLESSでは「メディアは、自由になった。ビジネスは、解放された。」のキャッチフレーズの下、1日4コマ、計12ものセッションが開催。14日(木)には開催時間後の17時30分からAfter Hoursセッションも行われる。INTER BEE CREATIVEでは昨年に続いて動画マーケティングラウンジが展開されるのにも注目したい。

60回目を迎え、新たなパラダイムに向けて歩み出すInter BEE 2024。ぜひ大勢の皆様の来場をお待ちしている。

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