Inter BEE 2021

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Special 2024.11.13 UP

【INTER BEE BORDERLESS】報道テーマの2つのセッションを紹介!「ドキュメンタリーと個人メディア」

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メディアビジネスをテーマにしたセッションが多いINTER BEE BORDERLESSだが、今年は報道分野のセッションを2つ企画している。報道はビジネスと縁遠いようで、実はメディア事業の根幹的価値を担う分野だ。放送と配信を組み合わせることで、有益な情報を人々に受け取りやすい形で提供できる。今年、取り上げるのはドキュメンタリーと、個人メディアについてだ。いずれも日本テレビ報道局デジタルグループの三日月儀雄氏が担当した。両方でモデレーターも務める三日月氏に、それぞれのセッションのポイントを紹介してもらう。
(コピーライター/メディアコンサルタント 境治)

14日10:30〜「デジタル時代にドキュメンタリーをどう届けるのか」

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今村忠氏が運営するNドキュポケット Facebbokページ

報道テーマの一つ目のセッションは、14日10:30からドキュメンタリーをテーマにした企画だ。ドキュメンタリーというと昼間や深夜枠の番組やミニシアターで上映される映画を思い浮かべる。だがネットをうまく使うことで短い尺に分けた見せ方や扱う題材も以前より広がり若い人も興味を持つものも増えている。このセッションでは短尺の「Nドキュポケット」を開発した日本テレビの今村忠氏、「Yahoo!ニュース ドキュメンタリー」を手がけるLINEヤフーの金川雄策氏、石丸伸二氏を追ったドキュメンタリーの劇場版を公開した広島ホームテレビの立川直樹氏の3氏が登壇。それぞれの活動を紹介してもらう。
三日月氏はこのセッションのポイントをこう解説する。
「同じドキュメンタリーと言っても、登壇する三者の視聴者へのアプローチやアウトプットの形はかなり違いがあります。人々の関心・興味が多様化するデジタル時代にどんな『作り方』『届け方』があるのか、じっくり聞きます」
一部でホットになってきたドキュメンタリーに注目したい。

15日14:00〜「『個人メディア化』が加速する時代にどう向き合うのか」

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廣瀬智之氏が運営する「RICE MEDIA」

最終日14時のセッションでは、個人メディアにフォーカスする。SNSでは何十万人ものフォロワーを持ち、マスメディア並みに影響力を持つ個人が出現している。一方、大手メディアもSNSを駆使して情報発信する難しさを抱える時代だ。このセッションには日本テレビでキャスターを務めたのちに関西学院大学で学生たちに教える小西美穂氏、ABEMAの立ち上げ時からネットと大手メディアの間に立ってきた郭晃彰氏、さらに個人を軸に若者が受け入れやすいフォーマットを模索し社会問題について情報発信する廣瀬智之氏が登壇。「個人メディア化する時代」に放送局やメディアはどう向き合うのかを議論する。
三日月氏はこのセッションをこう紹介する。
「SNSやデジタルプラットフォームでは組織にたよらず発信する『個人』がが影響力を強めています。組織メディアの中でも個人の活躍に注目が集まっています。この流れをどうとらえれば良いのか。現状の理解を深め、課題を探ります」
報道担当者はもちろん、メディアの社会的役割を考えたい人は注目のセッションだ。

2つのセッションは、下のリンクからそれぞれ聴講予約できる。ぜひご予約を!

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