世界最大のメディア・エンターテインメント業界のイベント『NAB Show』が、3年ぶりに米国ネバダ州ラスベガスにあるラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)で開催されます。
Inter BEEでは、NAB Showに来訪した業界の有識者やジャーナリストの方に、日本のプロフェッショナルに向けて、NAB SHOW 2022の最新トレンドや世界的な業界動向をレポートするセミナーを実施いたします。
※セミナーはライブ配信となります。アーカイブは後日配信する予定です。
聴講料:無料
- 13:00 - 14:00
IP化は当たり前。リアルタイムコラボで制作し、ATSC3.0で稼ごう
杉沼 浩司 氏
(株)映像新聞社
論説委員
NAB Show 2022は、5万2000人を集め、前回大会の57%まで回復した。新たに運用が開始されたウエストホールを含めた3ホールで各社が展示を競った。IP化は当たり前となり、取り立ててIP化が騒がれない状況となっている。制作面で目立つのは「リアルタイム・コラボレーション」で、クラウド中心の制作態勢が、種々のレベルで提案されている。放送事業者はATSC3.0のデータ伝送を新たな収益源とすべく、動き始めた。
終了いたしました- 14:30 - 15:30
米ローカル局は生き残りのために何をし、何を求めるのか
塚本 幹夫 氏
株式会社ワイズ・メディア
メディアストラテジスト
1月、NAB・全米放送協会の会長が12年ぶりに交代。前任のゴードン・スミスから、COOであるカーティス・ルジェットへ禅譲となった。共和党の元上院議員である前任者から、NAB職員叩き上げへの移行は、現在のローカル局の置かれた立場とどう関係するのか。一方昨年12月、FCC・連邦通信放送委員会の委員長に初の女性委員長であるジェシカ・ローゼンウォールが就任。今回2人が対談で基調講演を行うという極めて珍しい形式となった。グーグルやフェイスブックなど巨大プラットフォームに対峙して、いかに地域ジャーナリズムを守るのか。日本でも総務省の放送制度検討会で同様の議論が進む中、ローカル局の経営と規制の観点から今回のNABショーを紐解く。
終了いたしました- 16:00 - 17:00
誰も気がついていないNAB2022でいちばん重要なシグナル
江口 靖二 氏
合同会社江口靖二事務所
デジタルメディアコンサルタント
それは見た目には、キーワードとしては「バーチャルプロダクション」ですが、甘く見てはいけないと思います。特にIn-Camera Visual Effects (ICVFX) とVolumetric Videoです。これら技術の進化も凄まじいものがありますが、これによってプリプロとポスプロの比重が変わり、完パケの概念が薄れ、ゲームとの境界線がなくなり、メタバースとの関係が重要になっていくと思われます。そしてこれは、映像の世界を根底から変えてしまうほどの大きな流れのはじまりなのです。何を言っているのかわからないと思うので、シンプルに順を追ってお話したいと思います。
終了いたしました視聴方法
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