NECは今年「IP Ready」の体感をテーマにした、現実的な展示を行った。NECが提案するIP・ソフト化の主なポイントとして、以下の３つを掲げた展示を実施した。

１．インターオペラビリティが確保されたオープンな規格を採用
　映像をIPへ変換するGWにST-2110、制御系としてNMOS　IS-04,05を採用し他社機器との接続も可能なシステムを開発。

２．従来と同様の放送品質
　SDIシステムと同等のスイッチング精度を持つPlayOutServerを開発。
　SDIシステム同様の品質を確保しつつ、IP・ソフト化のメリットを享受。

３．放送と通信の融合を進めたトータルソリューション
　大規模通信系システムのノウハウと放送システムのノウハウをあわせたNW設計と導入実績。AIやセキュリティにおいても先端を行く事業を有し、放送システムへ展開。

これらを踏まえたNECのIPマスターシステムは多様化するサービスに柔軟に対応できる次世代の放送システムソリューションを提供する。