Inter BEEでは様々なテーマの特別企画が展開される。会場の中に独自のカラーのスペースを確保し、テーマに沿った展示が行われるのだ。その一つ、INTER BEE CONNECTEDは放送と通信をテーマに据え、2014年から開催されてきた。毎日4コマの多彩な企画セッションがステージ上で行われ、業界の枠を超えた大勢の来場者が聴講に押し寄せるのが魅力。ステージのすぐ横にレイアウトされた展示スペースには聴講前後の来場者が訪れ、放送通信融合の最新の技術やサービスを熱心に見て回る。これまでの数年間は番組のオンデマンド配信関連で盛り上がったが、今年は放送同時配信でさらにホットになるだろう。放送業界を新たな成長に導くテーマを扱うCONNECTEDは2020年も大きな賑わいが期待されている。 ※参考:INTER BEE CONNECTED 2019の企画セッションと出展者
Inter BEEへの入り口として新しい出展者が毎年次々に
INTER BEE CONNECTEDは放送業界中心だったInter BEEに新たな業界との接点をもたらした。通信やITの技術やサービスを持つ事業者が初めて出展することが多いのだ。CONNECTEDに出展することで放送業界への足がかりを作り、数年後には単独で大きなブースを持つようになった事業者もいる。出展者にとって、CONNECTEDは言わばInter BEEの入口の役割を果たしていると言える。また展示スペースの横には、企画セッションとは別に少人数向けのプレゼンテーションスペースが設けられている。事前にタイムスケジュールを割り振り、出展者は自分たちのサービスについてスライドなどでプレゼンできる。出展ブースであらかじめ呼びかけた来場者にじっくり解説することができ、各社が大いに活用している。 ※参考:【速報:INTER BEE CONNECTED2019】初日から大盛況!6年目でさらにグレードアップ
メディア総合イベントへ進化するInter BEEは4万人を超える来場者
Inter BEEは映像・音響業界の展示会から、5G・クラウド・ICTなどのネットワーク関連や大型映像や音響、照明分野などライブエンターテインメント・施設関連も扱うメディア総合イベントへと進化してきた。1,000社を超える参加企業と4万人を超える来場者が集まる巨大な規模で、毎年活況を呈している。2020年も、出展者にとって有意義な交流とビジネス創出の場となるだろう。2019年よりもっと多くの方々が出展すれば、映像・音響業界のさらなる発展につながるはずだ。興味ある事業者は、ぜひ資料を取り寄せ検討してもらうといいと思う。
参考:【Inter BEE 2019】太陽企画に聞くCM制作会社にとってのInterBEE〜映像のクオリティは技術と一緒に進化している〜