今年の来場者数は15日11,300名、16日10,285名、17日10,117名で3日間の合計は31,702名と、昨年の26,901名から5,000名近く増えた。昨年は5ホールの使用だったのが今年は6ホールを使い、出展者数1,005社/団体、出展小間数1,704小間の開催となった。新しい技術や機器を”体感”できるInter BEEの醍醐味は十分に堪能してもらえたようだ。またカンファレンスも数多く開催され、それぞれのセッションが大いに賑わい立ち見が出るものも多かった。メディア・エンターテインメント業界の最先端のテクノロジーと、最前線のディスカッションが満喫できる、盛大なイベントとなった。今年はINTER BEE IGNITIONｘDCEXPOでスタートアップエリアを設け、INTER BEE CREATIVEには動画マーケティングラウンジが新設された。どちらも次年度につながる好スタートを切ることができ、今後のさらなる盛り上がりが期待される。

Inter BEEはリアルとオンラインのハイブリッド開催が定着し、今年も12月15日までオンラインで続く。各カンファレンスも一部を除いてアーカイブ配信されるので、見逃したセッションがあればぜひ聴講してもらいたい。配信は随時公開されるので気になるセッションはチェックしておくといいだろう。今年のInter BEEは、コロナ前の常連の来場者と特に若い世代の新規来場者が交錯していたのが特徴だったと言える。コロナ禍の縛りから解放され、何年ぶりかで幕張を訪れた人々も多かったようだ。開放感に満ちて展示やカンファレンスを楽しんでもらえたことだろう。一方でネットで公開される映像制作に関わる若い世代の来場者もますます増えたようだ。様々な機器や技術に、目を輝かせながら見て回る若者たちが初々しかった。来年以降は、新旧両世代が交わり合い、新たな動きが起こることにも期待できる。2024年のInter BEEも今から楽しみだ。