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Special 2025.10.27 UP

【Hollywood Report】LAのアカデミー映画博物館で「ジョーズ展」が開催

鍋 潤太郎 / Inter BEEニュースセンター

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画像:「ジョーズ展」のビルボード広告と、その後ろに見えるのはアカデミー映画博物館(筆者撮影)

〇はじめに

ロサンゼルスにあるアカデミー映画博物館では、スティーブン・スピルバーグ監督の映画「ジョーズ」(1975)の公開50周年を記念し、「ジョーズ展」が9月14日から7月26日までの期間限定で開催されている。

今回はその模様を、例によって、筆者独自の切り口により、現地からのレポートでお届けしよう。

〇公開50周年記念、全米でリバイバル上映も

映画「ジョーズ」が公開されたのは1975年である。こわ~いサメの映画だという事は知っていても、実際に映画館で鑑賞した事が無い世代の方が大半であろう。かくゆう筆者も、「ジョーズ」を観たのはテレビ放映であった。

さて、今年で公開50周年記念という事もあり、全米の映画館では8月末から9月に掛けてリバイバル上映が行われた。筆者もチケットをゲットし、生まれて初めて大スクリーンで「ジョーズ」を鑑賞。まさに大迫力であった。

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画像:9月1日、センチュリーシティのAMCシアターにて(筆者撮影)

余談ではあるが、「ジョーズ」の撮影当時、スピルバーグ監督はなんと27歳の若さであったという。これほど若くしてハリウッド映画の監督を務めた事例は当時でも珍しかったと思うが、IMDBで調べてみたところ、「ジョーズ」はスピルバーグにとって既に17本目の監督作品であり、なんと16歳の時からメガホンを取っていたらしい。

巨匠、おそるべしである。

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画像:「ジョーズ」の撮影風景(画像提供:アカデミー映画博物館) Courtesy of Margaret Herrick Library, Academy of Motion Picture Arts and Sciences.

〇いざ、アカデミー映画博物館へGO!

さて、前述のようにリバイバル上映を鑑賞したばかりの筆者によって、この「ジョーズ展」は非常にタイムリーなイベントであった。そこで、筆者はさっそくアカデミー映画博物館へ足を運んでみた。

現地に到着すると、博物館の外側には「ジョーズ展」の告知パネルが設置されていた。

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画像:「ジョーズ展」の告知パネル (筆者撮影)
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画像:告知パネルと観光客を比較すると、その大きさが見てとれる (筆者撮影)
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画像:アカデミー映画博物館のロビーには、お馴染みオスカー像が(筆者撮影) © Academy Museum Foundation

〇展示会場の模様

さて、実際どのような展示が行われているのだろうか?
下記に、その一部をフォトレポートの形でご紹介してみる事にしよう。

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画像:「撮影当時、スピルバーグ監督は27歳でした」と解説するパネル(筆者撮影) © Academy Museum Foundation
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画像:現場で使用されたカチンコ。クラッパー部分が、ちゃんとサメの歯形になっている遊び心が笑える(筆者撮影) © Academy Museum Foundation
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画像:当時のクルーTシャツ。ちょっと欲しいかも。(筆者撮影) © Academy Museum Foundation
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画像:かの有名な、ドリーズームのショットにおける撮影風景。レールの移動距離が、意外と長い事が見てとれる。(画像提供:アカデミー映画博物館) Courtesy of Universal Studios Licensing LLC.
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画像:海中シーンの撮影用、パナビジョン・カメラの防水ケース(筆者撮影) © Academy Museum Foundation
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画像:鍵盤で低音をミ・ファ・ミ・ファと繰り返し弾くと、「ジョーズのテーマ」になるらしい。ぜひご家庭でもお試しを(笑)[筆者撮影] © Academy Museum Foundation
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画像:オルカ号のセットを再現(画像提供:アカデミー映画博物館) ©Academy Museum Foundation, Photos by: Emily Shur
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画像:ハンドルを操作すると、ワイヤーが仕込まれたジョーズの動きをコントロール出来る、体感コーナー。(筆者撮影) © Academy Museum Foundation
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画像:日本の映画ポスターも展示してあった。(筆者撮影) © Academy Museum Foundation

〇ギフトショップ

一通り展示を楽しんだ後は、1Fのギフトショップへ。

ここでは、映画ファン向けのレアな品がお土産用として販売されているが、「ジョーズ展」関連の品も多数陳列されていた。

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画像:「ジョーズ展」コーナー (筆者撮影)
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画像:50周年に感激し、大泣きするサメのみなさん(嘘) [筆者撮影]

〇おわりに

以上、「ジョーズ展」の模様をさっくりとお届けしたが、ここアカデミー映画博物館は、今年で4周年を迎え、ロサンゼルス観光の折に是非とも訪問して頂きたい名所の1つである。

今回ご紹介した「ジョーズ展」は7月26日までの限定開催であるが、展示内容は定期的に更新されており、特別企画や試写会等のイベントも開催され、映像関係者にとって興味深い体験になる事だろう。

ちなみに2025年の年末には、アカデミー映画博物館付近に地下鉄パープルラインのフェアファックス (Fairfax) 駅がオープン予定であり、ダウンタウン方面からのアクセスが向上する事が期待されている。

訪問される際は、公式サイトをご参照あれ:
https://www.academymuseum.org/

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