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2024.11.14 UP
【INTER BEE CINEMA】クリエイターズインタビュー 小島淳二「ようやく人間らしくなってきたタイミングで映画を撮り始めた」
Inter BEE開催60回目を記念してホール3にて展開される【INTER BEE CINEMA】。特設エリアでは、実際にスタジオセットを建てて撮影するデモンストレーション、著名なゲストを招いたトークセッション、「レンズマイスター」が来場者の要望に応じてシネマカメラのレンズ装着や説明を行う「レンズバー」といったユニークなコンテンツとともに、映像制作者の交流や若手の人材育成の場を提供していく。
その関連記事として、多様な表現活動を行う映像クリエイターの創作の秘訣に迫る「クリエイターズインタビュー」では、それぞれにオリジナリティ溢れる活動歴とともに「人」にフォーカスした記事をお届けしたい。
第1弾は、1989年よりポストプロダクション「McRAY」にてデジタル編集のエディターを勤め、ディレクター転身後は、Motion GraphicsやCG表現を駆使したMV、CM、TV番組のタイトル映像など多岐にわたるメディアで最先端の映像表現を追求してきた小島淳二監督。長年に渡って手掛けている資生堂のCMにおいては「女性美の魔術師」と評され、現在はドキュメンタリーから劇場公開映画まで、さらなる活動の場を広げている。
日本のデジタル映像の旗手であった小島監督が、徐々に「人間の心の機微」に興味を覚えるようになった経緯には、ある映画監督の影響があった。