【Pre Inter BEE 2013】アイベックステクノロジー IPを活用した超低遅延コーデックを出展 番組中継の送り返しや情報カメラで導入実績
2013.10.24 UP
同社のIPコーデックの製品体系
超低遅延の特性を生かし、テレビ番組の中継放送の際の中継先への送り返しの際に利用されている
11月13日から15日までの3日間、千葉・幕張メッセで開催されるInter BEE 2013で、アイベックステクノロジー(小間番号:5508)は、同社の超低遅延対応IPコーデックHLD-3100シリーズの新製品「HLD-3100E」「HLD-3000D」「HLD-300C」を出展する。(上記写真は上がHLD-3000E、下がHLD-3000D)
■超低遅延を生かし、テレビ中継の折り返しで導入実績
HLD-3000シリーズは、超低遅延の特性を生かし、テレビ番組の中継放送の際の中継先への送り返しの際に利用され、放送局ですでに導入・稼働している。
中継先への送り返しは、これまで放送波を用いていたが、地上デジタル化以降、以前より遅延が生じて問題となっていた。HLD-3000では、IP網による伝送を超低遅延(10msec~)で実現した。「HLD-3100E」は、従来よりも低レート・高画質の運用を可能とした新製品である。
■空港などの情報カメラにも適した超低遅延コーデック
また、この超低遅延コーデック技術は、情報カメラ分野でも運用されている。情報カメラは遠隔地のカメラをリモートで操作する場合があり、この際、超低遅延技術が必須である。空港や港湾など既に多くのIP網での運用実績があり、この分野に特化した新製品が「HLD-300C」である。
■最新機種をInter BEE 2013で公開
Inter BEE 2013の同社ブースでは、各シリーズの低遅延IPコーデックのデモを予定している。上記の新製品3機種のうち、「HLD-3100E」、「HLD-300C」の2機種はInter BEEが初のお披露目となる。
同社のIPコーデックの製品体系
超低遅延の特性を生かし、テレビ番組の中継放送の際の中継先への送り返しの際に利用されている