【Inter BEE 2012】クォンテル 世界で150の導入実績を持つ放送局向け製品「Enterprise sQ」「QTube」、汎用PCで稼働するプロダクション向け「Pablo Rio」を紹介
2012.11.25 UP
○カテゴリー
CREATION
○見出し
【InterBEE 2012】Quantel
○本文
クォンテル( #5312)は、Pablo Rio、Enterprise sQ、QTubeの3製品にフォーカスを当て、Quantelのユニークな技術やソリューションを紹介する。 今年のNAB、IBCでは”revolution not evolution”(改革)をテーマに、放送業界に革命をもたらす新しい製品やテクノロジーを発表しており、最新情報を含めた展示デモを行う。
■PCで動作するハイエンドカラー&フィニッシングシステム「Pablo Rio」が日本初登場
日本初登場となるPablo Rioは、高性能PCハードウェアで動作するハイエンドカラー&フィニッシングシステム。NVIDIA MaximusマルチGPU技術を採用し、今日のデータ指向のポストパイプラインに統合され、広範囲のデータフォーマットで作業を行うことが可能。新開発のNeo Nanoパネルにより、創造性あふれるビジョンを表現できる。
■スケーラブルなEnterprise sQ
Enterprise sQは、ニュース、スポーツ、ホームショッピングなど、短時間の工程処理が必要な番組制作において、SD、HD、およびステレオ3Dの先進のファイルベースワークフローをサポート。スケーラブルなシステムで、2〜数百の入出力ポートをサポート。記録時間も10時間から数千時間まで幅広く対応する。
Enterprise sQは、放送局のニュース、スポーツ、ホーム・ショッピングなど、比較的短時間での収録・編集・放送が必要な番組制作のためのシステム。SD、HDに加え、立体3Dの番組制作にも対応する。基本構成は、基礎となる構成要素で、スケーラブルな拡張ができる sQサーバー、アセット・マネジメント設備としてビデオとファイルの取得、およびメタデータの入力と編集を扱うMission、習得しやすいデスクトップ再生と編集の機能を提供するsQ ViewとsQ Cut、ワークフローのオートメーション化を可能にするアプリケーション、sQ Load、sQ Fileflow、sQ Play、LiveTouchなどからなる。LiveTouchを使用すると、ライブでスポーツのハイライトを編集して送出する作業 を1台のワークステーションから行える。
ニュースルームに設置された主なメーカーのコンピュータシステムを全体にわたって統合できる。Final Cut Pro 7もクォンテルの編集端末と一緒にEnterprise sQワークフローへ統合する。
Enterprise sQは、 NAB 2012で新しいユーザー管理ツール、SOAファイル・ベースのワークフロー、収録のオートメーションを追加。また、 IBC 2012では、ファイルベース対応の強化として、アーカイブやサードパーティ制作環境といった、他社のシステムとクォンテル間でファイルを移動する相互 運用を可能にするsQ Fileflowをリリースした。また、GoProファイルをソフトマウントし、ショット選択やタイムラインへ直接編集することが可能になった。
■QTube
QTubeは、インターネット接続が可能な場所なら世界中のどこからでも、サーバーの素材をフレーム精度で編集可能。同製品をきっかけにEnterpriseSQのサーバーを導入する事例も多い。 収録中のファイルを含め、インターネットを介して世界中のどこからでもメディアへのアクセスが可能だ。
閲覧、ロギング、サブクリップの作成、フレーム精度の編集、ボイスオーバー、および承認を含む、映像制作のワークフローをすべてサポートする。様々なプラットフォームで動作し、たとえ収録中のクリップでも、ライブから30秒以上遅れることなくメディアを取得できる。