【After NAB Show 2016】ジャパンマテリアル　既存のVTRからファイルベースへの切替えに有効なマルチフォーマットディスクレコーダー「D-Stream」などを出展

　ジャパンマテリアルは、5月19日（木）、20日（金）に東京・秋葉原のＵＤＸにて開催したAfter NAB Show Tokyo 2016において、同社が取り扱うブロードデザイン社のマルチフォーマットディスクレコーダー「D-Stream」や韓国VRi社のリアルタイム2D/3Dキャラクタージェネレーター「SmartCG」、Matrox社のH.264 Encoder「Monarch LCS」を出展した。

■ マルチフォーマットディスクレコーダー「D-Stream」を出展
　ブロードデザイン社のマルチフォーマットディスクレコーダー「「D-Stream」は、XDCAM, P2, DNxHD, H.264, AVCHD等の各種コーデックに対応したディスクレコーダー。ブースでは、インジェスト用途としてD-StreamからVTRを制御しSDI信号をファイル化、ファイル化したものをSDI信号で再生するデモを実施した。
　「韓国ビジュアルリサーチの放送用オンエアモーショングラフィックシステム『KarismaCG』で作成したデータも直接送出することができる。ソニー９ピンコントロールに対応しており、次世代VTR＆CG再生サーバとして使用できるため、既存の設備を有効活用しながら、ファイルベースワークフローへの切替えを簡単に実現可能」（説明員）。また、D-Streamではファイルを編集しながらファイル化を同時に進めることができる。「録画中のファイルからもネットワーク経由でノンリニア編集機からアクセスすることができる」（同上）という。

■ Windows 7（64bit）で利用可能なリアルタイム2D/3Dキャラクタージェネレーター「SmartCG」を出展
　韓国VRi社のリアルタイム2D/3Dキャラクタージェネレーター「SmartCG」は、シンプル作業で簡単に高品位の2D/3Dテロップの作成ができるキャラクタージェネレーター。テキスト、四角形、円形グラフやパーツツールなどの基本ツールを装備し2Dオブジェクトに対して最大16種類の装飾編集が可能という。また、「放送用オンエアモーショングラフィックシステム「KarismaCG」とデータ互換があり、Avid Dekoファイル（.dko）の読み込みにも対応している」。なお、SmartCGで作成したテロップデータをネットワーク経由でTriCasterへリアルタイムに転送することもできるという。

■ ピクチャー・インピクチャやサイド・バイ・サイドレイアウトで配信できるH.264リアルタイムエンコーダ「Monarch LCS」を出展
　Matrox社のH.264リアルタイムエンコーダ「Monarch LCS」は、今年のNABで発表された新しH.264リアルタイムエンコーダ。SDI/HDMIのカメラ映像とプレゼンテーション用の資料を同時に取り込み、ピクチャー・インピクチャやサイド・バイ・サイドで合成して簡単に配信・録画できる。また、一度設定すれば本体正面のボタンでエンコーディング操作が可能という。さらに、「Monarch LCS」は、2系統のH.264エンコーダを具備し、最大20Mbpsのエンコーディングが可能だ。なお、モニタリング用として、SDIとHDMI出力がある。
「レクチャーマネージメントシステム（LMS／学習運営システム）との連携ができるため、大学や医療用途向けとして利用できる」（説明員）。