【NEWS】ノビテック 米社製4Kハイスピードカメラ発表 毎秒1000コマを実現 10月からレンタル開始へ 販売プレオーダーも受付中
2013.8.16 UP
ノビテックは7月25-26日、米ビジョンリサーチ社が2013NABショーで発表した4K1000フレーム/秒のハイスピードカメラ「ファントム・フレックス4K」の発表会を同社内で開催した。開発元より担当者が来日し、製品説明とプロトタイプの実演、デモ映像の上映などをした。
ビジョン社の前身は、1960年代にフィルムハイスピードカメラを開発した。映画・放送向けの強化型として、2007年に「ファントム・フレックス」をリリース。第2世代のフルHDモデルは、ハリウッド映画で100本以上の実績がある。
第3世代となる4Kは、ノーマルスピードのシネマカメラとしても使用可能だ。「センサーは超低ノイズ、ハイダイナミックレンジが最大の特長」としており、記録形式をRAWまたは圧縮の選択が可能。4Kの圧縮フォーマットは検討段階だが、業界標準形式を採用するという。出荷段階で搭載できなければファームウエアで更新する。
交換可能なレンズマウントは各種対応。2K撮影は最大で2000フレーム/秒記録。4:4:4対応のクワッドリンク4K出力を搭載する。
ノビテックは10月にレンタルを開始予定。販売については、プレオーダーを予約金25万円で受け付け中。現段階では、申し込み順により、最短納期は来春の見込みだ。両社はバンドルプログラムとして、4Kの出荷までは「フレックス2K」を一時納品するプランを用意している。