【NAB Show 2013】JVCケンウッド 新たにストリーミング転送機能を搭載したGY-HM650 バージョン2.0をデモ 4G LTE、WiFiで映像転送可能に
2013.4.17 UP
環境に応じて柔軟にかつ安定して対応することをアピール
iPadをカメラのモニター・CCUとして利用できる
84インチ 4Kモニター「PS-84UD」
8.9インチHD-SDI搭載モニター「DT-X91F」(上)
JVCケンウッドは、自社ブースにおいて、カメラのハンズアウトが可能なスタジオ形式の展示を中心に新製品・新機能を追加した各種カメラを出展。テーマを、 “ON AIR,ON TIME,ON BUDGET”(オンエア、オン・タイム、オン・バジェット)とし、2012年12月に発売したプロ用ハンドヘルドカメラレコーダー「GY-HM650」をベースに、ニュース取材システムの革新を提案した。
ショルダータイプのHDメモリーカムコーダー「GYーHM790」、「GYーHM750」、昨年発表し、23倍ズームレンズ搭載、3CMOSセンサー採用、AVC HD/H.264コーデック対応、SDカード記録と装備を一新した「GYーHM600」シリーズ、 学校などの低予算ビデオ映像制作向け業務用ショルダーカメラレコーダー「GY-HM70」を中心に展示をした。
■最新バージョンでストリーミング転送が可能になった「GY-HM650」
GY-HM650は、従来の映像を高画質HDとSD、プロキシビデオ、低ビットレートAVCHDをSDHC/SDXCカードに同時記録が可能。ファームウエアのアップデートによる機能追加で撮影中でも録画済みファイルをWi-Fiまたは4G/LTE経由で配信でき、映像と音声のストリーミング機能も提供できる。これにより、即時性が求められるニュース配信の大幅な変革を可能にする。
今回、新たに発表した「GYーHM650」のバージョン2. 0は、3つの機能を追加している。一つは、カメラから直接ストリーミング出力が行えるようになった点。また、FTPにファイル転送をする前に、クリップのトリミングが可能になった。ウェブサーバーのリモコン機能を拡充している。
ブースで3台のカメラを並べ、ビットレートの異なるストリーミングを転送し、3台のモニターで比較をしている。通信品質の異なる環境でも安定して映像を送れることをアピールしている。
会場ブースではこのほか、DTV モニターシリーズの新製品で8.9インチHD-SDI搭載「DT-X91F」と、84インチの4Kモニター「PS-84UD」などを展示。PS-84-UDでは、4K(3840×2160)60Pの映像をデモした。
環境に応じて柔軟にかつ安定して対応することをアピール
iPadをカメラのモニター・CCUとして利用できる
84インチ 4Kモニター「PS-84UD」
8.9インチHD-SDI搭載モニター「DT-X91F」(上)