【Inter BEE 2017 TV】日本音響エンジニアリング 森の音響効果に着目した新しいルーム・チューニング機構「Acoustic Grove System」(柱状拡散体)を出展
2017.11.23 UP
NESスピーカー「NES211S」
日本音響エンジニアリングは、Inter BEE 2017において、NESスピーカー「NES211S」と、室内の音響を整えるための柱状拡散体(Acoustic Grove System)を出展した。
■日本のコントロールルーム環境にマッチするように設計された「NESスピーカー」
NESスピーカーは、1993年に、老舗のレコーディングスタジオであるサウンドインスタジオBスタジオ改装に合わせて開発された製品。日本のコントロールルーム環境にマッチし、ハイパワーでかつハイクォリティという通常相容れない2つの要素を充たすモニタースピーカ。
■森の音響効果に着目した音響シミュレーション技術
柱状拡散体(Acoustic Grove System、AGS)は、森の音響効果に着目し、国内外のスタジオ造りにおける豊富な実績と長年培ってきた音響シミュレーション技術を駆使して開発した、新しいルーム・チューニング機構。
音響効果は大きく3つある。
1. 低域の"部屋鳴り"の抑制
2. 中高域の緻密な響きの実現
3. 部屋の用途に応じた吸音特性のコントロール
これらの効果によって「明確な音像定位」と「心地よい響きと音の拡がり」が両立し、低音の抜けの良さと癖のないナチュラルな響きをもたらす。
今回出展した、AGSの一つ、「ANKH」(アンク)は、主に壁面に沿って効率よく設置できるように設計されている。スピーカー間の正面壁にわずか1台配置するだけで音の粒が立ち奥行感が増し、音場のリアリティが大きく向上する。標準サイズは、横幅60cm/奥行23cm/高さ150cmだが、縦・横に連結した配置もできる。
会場では、壁用、床用、部屋のコーナー用などを展示し、実際に音を出しながらのデモを実施した。
日本音響エンジニアリング(株)
本社住所
〒130-0021 東京都墨田区緑1-21-10
出展部門 /ホール / 小間番号
映像制作/放送関連機材部門 /ホール2 /2114
NESスピーカー「NES211S」