【After NAB Show 2016】ATOMOS　NAB Show 2016で発表した「SHOGUN INFERNO」を参考出展

　ATOMOSは、5月19日（木）、20日（金）に東京・秋葉原のＵＤＸにて開催したAfter NAB Show Tokyo 2016において、4K対応でAtom HDRモードを新たに搭載したSHOGUNの後継モデル「SHOGUN FLAME」やNINJAの後継モデル「NINJA FLAME」、従来のSHOGUNを2基備えたラックマウント型の4K対応レコーダ「SHOGUN STUDIO」を出展。また、今年のNAB Showにて発表した「SHOGUN INFERNO」を参考出展した。

■ 4K30p対応のFLAMEシリーズ「SHOGUN FLAME」と「NINJA FLAME」を展示
　SHOGUN FLAMEは現行モデルSHOGUNの後継モデルでHDMI/6G-SDI入出力を装備する。4K(3,840×2,160ドット)で24/25/30pの映像信号を、Apple ProResやDNx形式で録画できる液晶モニタ一体型レコーダだ。液晶ディスプレイの解像度は1,920×1,200ドットで、従来比約4倍となる高輝度1,500nitの7型S-IPS液晶ディスプレイを備え、Logガンマによるハイダイナミックレンジ(HDR)映像のモニタリングに特化した「Atom HDRモード」を搭載している。価格は22万371円。
　NINJA FLAMEは現行モデルNINJAの後継モデルで、HDMI入出力のみを装備する。SHOGUNと同様に4K(3,840×2,160ドット)の映像をApple ProResやDNx形式で録画でき、1,500nitの7型S-IPS液晶ディスプレイ(1,920×1,200ドット/タッチ対応)を備え、Logガンマによるハイダイナミックレンジ(HDR)映像のモニタリングに特化した「Atom HDRモード」を搭載する。価格は16万4,815円。
　広報・プロモーション担当の小寺由子氏によると「両製品とも最大1,500nitの高解像度液晶を搭載することで屋外での見やすさを向上させた」という。

■ 液晶モニタを2基備えたラックマウント型の4K対応レコーダ「SHOGUN STUDIO」を出展
　「SHOGUN STUDIO」は、SHOGUNベースの装置を2基備えたラックマウント型の4K対応レコーダ。19インチ/3Uラックマウントサイズの本体に、7.1型/1,920×1,200ドットのタッチパネル液晶を2つ備えている。ポストプロダクションに有利なApple ProRes, Avid DNx コーデックで4K 30p, 1080 60p収録ができ、4:2:2/10bitまでサポートする。記録メディアは2.5型SSD/HDDや、CFastカード 2.0に対応している。HDMIやSDIの入出力を備え、カメラからのSDI/HDMIトリガーに対応している。また、接続したカメラからの4K/HD同時収録や、Apple ProRes/Avid DNxの同時収録など、異なる形式での収録やダビングが可能という。なお、現時点ではHDRには非対応という。本製品の用途については、デジタルサイネージでの利用用途が増えている。

■ 4K60p、HD 240pに対応した「SHOGUN INFERNO」を参考出展
　「SHOGUN INFERNO」は今年のNAB Showにて発表した4K60p／HD 240pのハイフレームレート収録やスーパースローモーションのProRes/Avid DNxでの収録に対応したレコーダ。3G-SDIを4系統、12G-SDIを1系統、およびHDMI 2.0を1系統の入力、HDMI 2.0と12G-SDIをそれぞれ1系統の出力インタフェースを具備する。FLAMEシリーズでも搭載したLogガンマによるHDR映像のモニタリングを可能とするAtom HDRモードも搭載する。
価格は税込278,000円で、出荷は今年の第3四半期（夏頃）を予定。