【NEWS】ローランド iPadで遠隔操作可能な小型デジタル音響ミキサー「 V-Mixer M-200i」を発表 ステージ音響用の機能を1台に凝縮しワンマンオペレーション可能に
2013.1.24 UP
本体の大型操作パネル(左前方)がAppleのiPadになっている
M-200iのすべての機能をワイヤレスで遠隔制御できる
M200iの背面
ローランドは1月22日、iPadで直感的に操作ができ、ワイヤレス・コントロールも可能な小型デジタル音響ミキサー『V-Mixer M-200i(Vミキサー・エム200アイ)』を1月25日から発売すると発表した。
Appleの「iPad」を大型操作パネルとして採用し、音響ミキサーに求められる機能、操作性、拡張性を一台に凝縮している(本体のみでも操作可能)。ステージ音響用のミキサーのための豊富な入出力、グラフィックイコライザーやリバーブ、ディレイなど、通常は別途用意する音処理のための機能を内蔵し、ミキシングから音質補正まで一台で完結している。コンパクトサイズながら、最大32chのミキシングが可能。本体にマイクやラインなど 24chのアナログ入力/12chのアナログ出力、2chのデジタル出力などの入出力端子を装備。
別売の入出力ユニットやレコーダーなどを「REAC」ポートに接続し、入出力や機能の拡張も可能。
音質などの細かい調整はiPad上のグラフィカルなディスプレイで直感的に操作し、音量などは本体のフェーダーで瞬時に操作できる。リモートコントロール機能を用いることで、音響担当者が会場内を移動しながらiPadで音を操作・確認できるため、効率的に音量や音質調整が可能。ワンマンオペレーションが必要な小規模イベントにも対応できる。また、パソコン(Windows/Mac)からのリモートコントロール用の専用ソフトウェア「M-200i RCS」も用意されている。
価格は、29万9,250円(税込)。初年度出荷台数は国内・海外合計で5,000台。
ローランドの業務用音響ミキサー「V-Mixer」シリーズは、2007年の発売以来、独自のデジタル音声伝送技術により高音質の音響システムを実現するミキサーとして、コンサートやイベント、放送局、テレビ・ラジオの中継収録などの現場で広く導入されている。
●外形寸法: 491(幅)×490(奥行)×198(高さ)mm
●重量: 9.8kg(ACアダプターを除く)
本体の大型操作パネル(左前方)がAppleのiPadになっている
M-200iのすべての機能をワイヤレスで遠隔制御できる
M200iの背面