【Inter BEE 2014 TV】府中技研　臨時災害放送用の可搬式FM送信装置を出展　自治体からの緊急情報をFM電波で発信しFMラジオで受信可能

　府中技研は、Inter BEE 2014において、低コストFMモニタ受信器「MR-100」、FMモニタリング・チューナ「MR-010」を出展した。MR-100は、送信所やスタジオにてＦＭ送信電波をモニタする装置。チューナーとスピーカー内蔵で、76〜108MHzまでの受信が可能。帯域を選べるだけでなく、作業をしながらモニタリングもできる。自社開発品なので、カスタマイズ、特殊仕様にも対応可能。送信機の特性確認用として十分な性能を持ち、オプションのUSBインタフェースを使用することにより、PCソフトで音声復調スペクトラム、歪、分離度、Ｓ／Ｎ、周波数特性、リサージュによる位相確認等が可能。
　また、臨時災害放送用可搬式FM送信装置は、異常気象による豪雨や台風、南海トラフ地震など大きなが自然災害時に、自治体から給水、災害状況、道路など地域密着の特有な情報をFM電波を使って発信する装置。FMラジオで受信できる。府中技研が従来から培ったFM放送装置の技術ノウハウを集約。独立型の緊急災害FMラジオとして使用できる送信装置を開発した。車載バッテリーでも駆動可。頻繁に起こるようになってきた災害の準備用。