【After NAB 2014】インテル 800GB SSDとデュアルXeonプロセッサー構成で4Kリアルタイム映像編集に対応したハイスペックPCを出展

2014.6.1 UP

きょう体上部にはXeonを2基搭載、中央部には800GBのSSDを備えた映像編集向けパソコン

きょう体上部にはXeonを2基搭載、中央部には800GBのSSDを備えた映像編集向けパソコン

出展したパソコンの構成。製造はトーワ電機

出展したパソコンの構成。製造はトーワ電機

 After NAB 2014には、本家のNABに出展していなかった企業の展示もあった。それがインテルのブースで、同社のハイスペックプロセッサーと大容量SSD(Solid State Drive)を採用した、映像編集向けの高性能パソコンを展示した。

■カメラの4K化に対応したハイスペックなマシンを
 インテルがAfter NABに出展した理由は、「カメラはすでに4Kの時代になってきたが、それを編集するマシンの性能が追い付いていないのが現状。インテルのハイスペックなプロセッサーやSSDを使うことで使いやすいマシンが作れるというプレゼンスをアピールすることが目的」(インテルブースで説明員を務めていた代理店のストロークコミュニケーション 神志那 賢氏)と言う。インテルではアドビ システムズやプロ写真家などのクリエイターからアドバイスをもらい、4K映像編集に適したマシンを構成した。

■スムーズな映像編集を実現
 展示していたのは、インテルのXeonプロセッサー(Xeon E5-2697v2)を2基搭載したデュアルCPU構成のパソコン。12コア/24スレッドのプロセッサーを2基搭載し、メモリーも128GBという大容量を確保した。さらに、データ用のSSDとしては、メインボードに直挿しするPCI Expressに対応した「インテル Solid-State Drive 910シリーズ」の800GBタイプを採用し、読み出し2GB/秒、書き込み1GB/秒といった高速なメモリーアクセスを実現した。この構成により、128GBのメモリーと800GBの大容量SSDを自在に活用する形で、映像編集がスムーズに行えるという。

■リアルタイムに特化した構成で作業効率を向上
 高速処理に応じた発熱にも対応できるように、きょう体は大型のタイプを採用し、空間を確保するとともにファンで効率的に冷却する。Thunderboltしかインタフェースを持たないMacProと異なり、拡張性も確保できるという。実際にプロ写真家に試用してもらったところ、「リアルタイム編集に特化した構成では、作業効率が向上することを実感できるという評価を得た」(神志那氏)と言う。

 出展したパソコンは試作品で、電子機器やコンピューターの製造・販売などを手がけるトーワ電機(仙台市青葉区)が製造する。出展した構成では、価格はおよそ200万円とこのと。OSにはWindows 7 Professionalを採用する。

きょう体上部にはXeonを2基搭載、中央部には800GBのSSDを備えた映像編集向けパソコン

きょう体上部にはXeonを2基搭載、中央部には800GBのSSDを備えた映像編集向けパソコン

出展したパソコンの構成。製造はトーワ電機

出展したパソコンの構成。製造はトーワ電機

#interbee2019

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