【After NAB Show 2016】テクノロジー・ジョイント 独スピン・デジタル製8K60p対応HEVCプレーヤーと英セブンス・センス・デザイン製非圧縮8K対応のメディアサーバを出展
2016.5.23 UP
独Spin Digital社の8K対応HEVCメディアプレーヤー
英7thSense Design社非圧縮8K対応のメディアサーバ「Delta InfinityIII」
テクノロジー・ジョイントノは、5月19日(木)、20日(金)に東京・秋葉原のUDXにて開催したAfter NAB Show Tokyo 2016において、同社が取り扱う独Spin Digital(スピン・デジタル)社の8K対応HEVCメディアプレーヤーと英7thSense Design(セブンス・センス・デザイン)社非圧縮8K対応のメディアサーバ「Delta InfinityIII」を出展した。
■ Windows PCで動作する4:4:4 10ビット8K60PのHEVCメディアプレイヤを出展
独Spin Digital社の8K対応HEVCメディアプレーヤーは、独Spin Digital社独自のHEVC/H.265デコータを搭載したWindows Direct Showベースのメディアプレーヤーで、リアルタイムに8K60p映像を再生することができる。ブースでは、8K60P、4:4:4 10ビットをサポートするリアルタイムHEVC/H.265デコーダ及びメディアプレーヤー(8K再生ソフトウェアプレーヤー)を、BOXX社のワークステーションPCからパナソニック液晶ディスプレイの高精細55インチ8Kパネルで再生するデモを行った。
推奨環境は、CPUがX86、X86_64、ARMv7、ARMv8で、8K60P、4:4:4 10ビットを再生する場合は、2x Intel Xeon E5-2680 v3(2×12 cores) 500Mbps以上。4K60P、4:4:4 10ビットを再生する場合は、Intel Core i7-4770K(4cores) 60Mbps以上を推奨するという。また、グラッフィクスカードはNvidia Quadro Maxwellを推奨している。OSはWindows 7、8.1。
事業開発部部長代理の刈谷剛敏氏は同製品の特徴について「専用ハードウェアを使うことなく、8K映像の再生をソフトウェアだけで実現させた画期的なコーデックソリューション」だと説明する。
なお、本プレイヤを含む独Spin Digital社の8K対応HEVCコーデックは、株式会社アスクから販売する予定という。
■ 非圧縮8K対応メディアサーバ「Delta InfinityIII」を出展
英7thSense Design社非圧縮8K対応のメディアサーバ「Delta InfinityIII」は、非圧縮8K対応のメディアサーバ。1台のメディアサーバから最大12本の映像出力(非圧縮8K60p出力)が可能。非圧縮8Kファイルを再生するだけでなく、リアルタイムに幾何学補正に対応する。
「ドーム、アトラクション、プロジェクションマッピングに最適な8Kソリューションで、日本ではUSJの4K映像表示に利用されている」という。本製品はエルザジャパンが販売している。
独Spin Digital社の8K対応HEVCメディアプレーヤー
英7thSense Design社非圧縮8K対応のメディアサーバ「Delta InfinityIII」