【Inter BEE 2016 TV】ソニー／ソニービジネスソリューション 4Kスローモーションカメラシステム、HDR変換ユニット、IPライブ制作システムなど高付加価値映像制作のための多彩な新製品

　ソニービジネスソリューションは、「Beyond Definition ともに創る。ともに進む。」をテーマに、高付加価値映像とワークフローの改善を訴求している。
　4Kスローモーションカメラシステム「HDC-4800」は、4K 8倍速、HD16倍速の超高精細なスロー映像を撮影できるカメラ。12月に発売予定。
　高付加価値映像のもう一つのテーマはHDR。HDRプロダクション コンバーターユニット「HDRC-4000」は、HDRをライブで制作するために必要な変換ボックス。多彩な変換機能（OETF/EOTF、色域、HDR/SDR、解像度）を持つ。2入力／2出力対応。4K HDR映像と、HDの従来の放送方式の同時制作を実現する。
　また、Beyond Difinitionのもう一つのテーマであるワークフローの視点に立ち、IP Liveプロダクションシステムを展示している。会場では、IPオーディオDante、IPインカムとのシステムを構築した実証デモを実施している。ネットワークメディアインタフェースをコアテクノロジーにした、IPライブプロダクションシステム。今回のInter BEEでは、NECや東芝、朋栄などの他社と連携しながら、オールIPスタジオを実演している。
　Inter BEEのもう一つの目玉は、CLEDISディスプレー。独自のディスプレー技術CLEDISは、画面表面にR/G/Bの微細なLED素子を配置した画素を画素ごとに駆動させる時発光のディスプレー方式。
　ディスプレーユニットを任意の数でくみ上げることが可能。複数接続して拡張可能なディスパーエーコントローラーを使用し、画面の大きさや縦横比率を自由に設定できる。
　コントラスト比100万対1、輝度1,000cd/平米、階調10bit。今回のInter BEEでは4K×2Kサイズ、220インチのディスプレーを展示デモしている。

■主な出展製品
【4K / HDライブ制作】
4K 8倍速/HD 16倍速に対応しスローサーバー機能を搭載した「HDC-4800」「BPU-4800」、HDRライブに対応した2/3型3板式4Kイメージセンサー搭載「HDC-4300」や小型化を実現したマルチパーパスカメラ「HDC-P43」、HDR/SDR映像を配信用途に合わせた多様なフォーマットにリアルタイム変換するHDRプロダクションコンバーターユニット「HDRC-4000」などを展示します。

【IP Live Production】
カメラやスイッチャー、サーバーなどネットワーク・メディア・インターフェースに対応した商品を紹介します。アライアンスパートナーの対応も拡充しており、他社ブースと連携したトータルシステムを展示します。

【ファイルベースワークフロー】
取材素材をモバイル通信で伝送するワイヤレス取材システムや、XDSを中心としたファイルベースリニア編集からディスク納品までのワークフロー、新アーキテクチャの採用によるIT機器の点数を削減し信頼性・拡張性・保守性を向上させたオートメーションサブシステム、スタジオサブXDS送出システム、オプティカルディスク・アーカイブを用いたアーカイブシステムなどを提案します。

【CLEDISディスプレイシステム】
微細なLEDを用いた独自開発の高画質ディスプレイ技術を採用し、用途や設置場所に合わせて最適な大きさの画面が構築可能なディスプレイシステムを紹介します。


【ソニー（株）/ソニービジネスソリューション（株）】
本社住所
〒108-0075 東京都港区港南1-7-1
URL
http://www.sonybsc.com/
出展部門 /ホール / 小間番号
映像制作/放送関連機材部門 /ホール4 /4406