【Inter BEE 2014】EIZO DCI 4K対応のカラーマネジメント用液晶モニター「CG318-4K」などを出展 カラーマネジメントの実演、セミナーも実施
2014.11.20 UP
DCI 4Kに対応した「CG318-4K」
EIZOのブース
EIZO(ブース番号:4304)は映像・CG制作におけるカラーマネジメント用液晶モニター「ColorEdge」シリーズを展示しているほか、ビデオジェット・エックスライトとの共同出展で、制作ワークフローの改善につながる提案も行っている。
目玉はDCI 4K(4096×2160)解像度をそのまま表示できる、最新の31.1型カラーマネジメント用液晶モニター「CG318-4K」。発売は2015年3月20日を予定している。ブースでは専用ソフトウェア「ColorNavigator 6」と「ColorNavigator NX」を組み合わせたシステムを展示し、発売に先駆けて色味や操作性などを実際に体感できる。
また27型映像制作向けモニター「CG277」をはじめとする既存製品によるデバイスエミュレーション機能などの実演を行い、制作段階から最終色調整が可能な制作ワークフローを紹介している。
会期中は毎日3回、ブースでカラーマネジメントの基礎をテーマにしたセミナーも開催する。「ColorNavigator 6を使ったデバイスエミュレーション」と題するセミナーは11月20日14:00、11月21日11:00、11月21日16:00。「カラーコレクションツールDaVinci Resolve 11を使った色合わせ」と題するセミナーは11月20日11:00、11月20日16:00、11月21日14:00。いずれも所要時間は20分程度。
■4096×2160解像度に対応し、DCI-P3を98%カバーする「CG318-4K」
CG318-4Kは米国のデジタルシネマ規格(DCI 規格)に準拠する4096×2160解像度に対応した31.1型液晶モニター。デジタルシネマ向け色域「DCI-P3」を98%カバーする広色域を持ち、さらにDCI規格に準拠した高コントラスト比1500:1表示を実現した。作品の仕上がりの色味に近い正確な色と、引き締まった黒色を表現できるのが特徴。
厳密な色管理を行うための各種機能も網羅する。キャリブレーションセンサーを内蔵し、規格や基準となるデバイスに合わせて高精度な表示調整を行える。その後の色管理は内蔵のセンサーが自動で実施するほか、大画面の表示均一性を保つ独自回路を搭載。電源を入れてからわずか3分で輝度・色度・階調特性が安定するなど、高い画面表示品位を実現している。映像制作のみならず、近年、高画素化が進むデジタルフォト市場や新聞印刷市場での活用も見込む。
■ネットワーク経由のモニター管理ソリューションを提案
さらに同社ブースでは2560×1440解像度の27.0型カラーマネジメント用液晶モニター「CG277」、1920×1220解像度の24.1型カラーマネジメント用液晶モニター「CG247」なども展示している。ColorEdge CG277はDCI-P3カバー率93%で、4K簡易表示にも対応する。ColorEdge CG247はDCI-P3カバー率95%。厳密な色管理が可能だ。
そのほか「ColorNavigator Network」によるカラーマネジメントソリューションも展示している。これはネットワークを介して複数のモニターを接続し、統合管理するシステム。モニター調整工数の削減、表示品位と資産管理が正確になることに加え、距離の離れた関係会社間での作業による色のミスコミュニケーション防止に効果があるという。
【EIZO】
本社:〒924-8566 石川県白山市下柏野町153番地
URL:http://www.eizo.co.jp/
出展ブース:映像・放送関連機材部門 /ホール4 /4304
DCI 4Kに対応した「CG318-4K」
EIZOのブース