【InterBEE 2013】キャムキャスト7 H.264エンコーダ搭載 3G/4G/LTE対応ライブ配信ユニット「BOND」、見通し伝送距離90mワイヤレスハイビジョン伝送システム「BOLT」など
2013.11.15 UP
SONYのビデオカメラ「NXCAM」に「BOND II」を接続
ワイヤレスハイビジョン伝送システム「BOLT」
キャムキャスト7ブースの様子
キャムキャスト7(小間番号:8211)はInter BEE(11月13日から15日までの3日間、千葉・幕張メッセで開催)において、同社が扱うTeradek社の新製品のエンコーダビルトイン型3G/4G/LTE対応ライブ映像配信システム「BOND II」(上写真)や「BOND Pro」、見通し伝送距離90mのワイヤレスハイビジョン伝送システム「BOLT」などを出展した。
ブースでは、SONYのビデオカメラ「NXCAM」に「BOND II」を接続し、撮影している映像を伝送するデモを実施した。
■ H.264エンコーダを搭載した3G/4G/LTE対応ライブ配信ユニット「BOND」シリーズ
「BOND」は、今年のNAB SHOWで発表したH.264エンコーダを搭載した3G/4G/LTE対応ライブ配信ユニットで、カメラトップタイプのSDI/HDMI対応「BOND II」とカメラバック対応のSDI対応「BOND Pro」の2種類がある。最大6つのUSBモデム(3G/4G/LTE)を束ねてフルHD映像を配信することが可能だ。既に発売されている「BOND」は、エンコーダに「CUBE」が必要だったが、「H.264エンコーダを搭載しているため、使用するケーブルが減らせ、さらにリチウムイオンバッテリー内臓で利便性も向上した」と営業部課長の田中祐輔氏は説明した。また、2.5GHz/5GHz帯のWiFiも搭載しており、「エンコーダとしても利用でき、ニコニコ動画やUstreamへの配信も可能」と田中祐輔氏は説明した。
価格は、「BOND Pro」が718,000円、「BOND II」のSDI版が638,000円、HDMI版が558,000円。
■ 非圧縮無線伝送システム「BOLT」を出展
「BOLT」は米国Teradek社の製品で、SDIインターフェイスモデルとHDMIインターフェイスモデルがあり、それぞれにマルチキャスト&ユニキャストモデルの「BOLT Pro」、ユニキャストモデルの「BOLT」がラインアップされている。
「BOLT」の特徴は、周波数は5GHz帯を使用し最大1,080p60、4:2:2の非圧縮フルHD映像を遅延量わずか1ms以下で最大1080p60、4:2:2の非圧縮ハイビジョンビデオを遅延量わずか1ms以下で、最大約90mの非圧縮フルHD映像を無線伝送することができる。SDIモデルの送信機側の入力I/FはSD/HD/3G-SDI、ビデオ出力I/FがDual SD/HD/3G-SDI。BOLTは出荷時に送信機と受信機がペアリングされているので、購入時にモデルの指定が必要となる。「BOLT Pro」の1対1のSDIモデルが44万3千円、HDMIモデルが32万円。
【キャムキャスト7】
所在地:〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1-4-3 TCFビル5F
Inter BEE ブース:クロスメディア部門 / ホール8 / 8211
SONYのビデオカメラ「NXCAM」に「BOND II」を接続
ワイヤレスハイビジョン伝送システム「BOLT」
キャムキャスト7ブースの様子