【Inter BEE 2013】カナルワークス 完全オーダーメイドの“純国産”業務用カスタムイヤーモニターを出展 約3週間で“自分だけ”のカスタムイヤーモニターを製作
2013.11.21 UP
業務用カスタムイヤーモニターのサンプル
カナルワークスはInter BEE 2013で、オーダーメイド型の業務用カスタムイヤーモニターを出展した。ブースでは試聴用に汎用的なユニバーサルタイプを展示。実際に装着して既製品との違いを確認できる。(上写真は業務用カスタムイヤーモニターのサンプル)
■耳にフィットする“自分だけ”のヘッドホン
カスタムイヤーモニターとは、人の耳の形に合わせてオーダーメイドするヘッドホンのこと。主にステージ上のアーティストが演奏中の再生音をチェックするために利用する。
既製のイヤホンと異なり、耳にフィットし遮音性が高いのが特徴。騒音の多い場所でも、外部の音に邪魔されずに再生音を聴くことができる。
■用途やシーンなどの要望を聞き、およそ3週間で製作
展示の中心になるのは、2ウェイ3ドライバの「CW-M11」、3ウェイ4ドライバの「CW-M32」、3ウェイ6ドライバの「CW-M51a」。いずれもドライバはバランスドアーマチュア方式。インピーダンスと感度はそれぞれ34Ω/110dB、24Ω/113dB、20Ω/109dB。ケーブル長は127cm(標準)。プラグは3.5mmステレオミニプラグ(L型)。各製品にはハードケース、ソフトケースなどのアクセサリが付属する。
製作にあたっては最初に耳型を採取する。出張作業にも対応可能だ。事前にシェル製作の段階でフィッティングをきめ細かく調整するなど、業務用ならではの製作プログラムを用意している。「単に耳型に合わせるだけでなく、ボーカル用かエンジニア用か、利用シーンは動きが激しいかどうかなどをヒアリングして、最適な形に作り上げる」(説明員)という。
製作期間は約3週間。すべて国内で製作する“純国産”だ。基本価格はCW-M11が11万5500円(税込)、CW-M32が13万6500円(税込)、CW-M51aが16万2750円(税込)。オーダーメイドのため、要望により追加料金がかかる場合がある。CW-M11とCW-M51aはすでに提供を開始済みだが、CW-M32は年内に提供を開始する。
■極細で目立たない「ステルスケーブル」を年末に発売
ブースではイヤーモニター関連商品として、年内に発売予定のイヤーモニター用極細交換ケーブル「ステルスケーブル」も参考出展している。ケーブルの太さは0.9mmと非常に細く、ステージやテレビなどでケーブルが目立たない演出が可能になる。
ケーブルはアラミド繊維の補強芯材の周囲に音質対策を施した銀コートの7本撚り線6本(合計42本)の多芯撚り構造。極細でありながら、屈曲や引っ張りにも強い。ケーブル長は127cm。価格は1万1000円(税込)を予定している。
本社:〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田1-33-4
業務用カスタムイヤーモニターのサンプル