【NAB Show 2013】オートデスク Smoke 2013のシームレスな機能間移動、DirectX11による Maya 2014のリアリスティックなViewport2.0をデモ

2013.4.13 UP

Maya 2014のDirect X 11による画面

Maya 2014のDirect X 11による画面

smoke 2013の制作画面

smoke 2013の制作画面

 Autodeskは、NAB Show 2013で、Smoke、Flame Premium、そして同社の3DCGツールの3つのソリューションの最新情報を中心に出展した。

■Autodesk Smoke
 映像編集フィニッシングソフト「Autodesk Smoke」の最新情報を紹介。昨年のNABで発表後、フリーダウンロードで入手できたSmoke 2013 プレリリース版は全世界で 40,000 ダウンロード(ユニークユーザー25,000)を達成。そのうち約10%が日本のユーザーだという。その後、昨年12月にSmoke 2013の発売以降、世界で多くのユーザーに指示されている。
 Smoke のパワーユーザによる事例紹介セッションなどが開催されたほか、Smokeのブースでは、ハイエンド VFX システム、Flame Premium の最新情報とユーザ事例も紹介された。

■Direct X 11によるMaya 2014のViewport2.0のリアリスティックな制作画面
 メインブースではプロ向け 3DCG ソリューションとしてEntertainment Creation 2014の製品群である、Autodesk Maya、Autodesk 3ds Max、Autodesk Softimage の2014年版がデモされた。
 Maya 2014のデモでは、「View port 2.0」でDirectX 11での表示のリアルタイムで美しい表現を実現したデモがなされた(上記ビデオで詳細紹介)。PlayStation Next Generation Portableにしたビュー。DirectX 11は、 マルチコア プロセッサの性能を活用し、繊細な陰影やモザイク加工などのテクスチャ技術をサポートするために作られた表示技術。マイクロソフトが開発したゲーム・マルチメディア処理用のAPI群の総称。ゲーム開発において、ゲームの最終的なルックを確認しながらデザインを行う際には欠かせない機能といえる。
 Mayaのシェーダー機能の一つで、メッシュを効率的に細分化するウーバーシェーダーにより生成されたtessellation(テッセレーション)による皮膚の細かい形状が詳細に表示されている。
 GPUを駆使して、メッシュを半透明の状態にして皮膚部分と重ね合わせて表示するといった高度な表現もリアルタイムに実現している。また、モンスターの腹部のへこみ具合やしわの様子など、ディスプレースメントマッピングの詳細な状況がわかりやすく、しかも美しく表示されている。皮膚のしわの書き込みも、リアリスティックなレンダリング結果をリアルタイムに参照しながらできる。金属の反射率の変化などもスライドバーで調整した変化の状況をリアルタイムに反映される。

■Smoke 2013 におけるタイムラインーエフェクトーコネクトFXへのスムーズな移動をデモ
 Smoke 2013のコーナーでは、新たなアーキテクチャ、UIが紹介された。エフェクトから編集まで幅広い機能を持つ。会場ブースでは、Smoke 2013からリニューアルされた新機能、タイムラインからエフェクトのモードにシームレスに移動する様子を紹介。さらに、コネクトFXなどさらに細かい設定をするためのノードベースのGUIを呼び出し、シャドウや照明調整などをデモ。実写のライトと仮想空間上の照明を違和感なく合成する作業などが紹介された。

Maya 2014のDirect X 11による画面

Maya 2014のDirect X 11による画面

smoke 2013の制作画面

smoke 2013の制作画面

#interbee2019

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