【NAB Show 2018】Insta360 プロ用360度カメラ「Insta 360 Titan」を出展 10K60fps対応。5Kで120fps収録も PremiereProによる編集機能も発表
2018.4.26 UP
右がInsta360 Titan。左が既発売のInsta360 PRO
Insta360(Shenzhen Arashi Vision)のブース
23日に発表されたAdobe Premiere Pro CC拡張機能
Insta360シリーズなど、360度カメラを開発するShenzhen Arashi Visionは、NAB 2018ブースで「Insta360 Titan」を出展した。今年1月に開催されたCESで発表されたプロ用360度カメラで、既に発売されているInsta360 PROの上位機となる。
会場にはInsta360 PROと並べて展示されていたが、Insta360 PROより一回り大きくした筐体で、レンズは撮影画角200度という魚眼レンズが8個搭載されている。 この広画角のレンズを使用することにより360度映像をステレオで収録が可能となった。
静止画、動画とも10Kで収録ができる。 センサーサイズは4/3。動画では10K60fpsに対応。解像度を5Kまで落とせば120fpsのハイフレームレート収録ができる。メディアスロットはSSDスロット×1 SDカードスロット×8となっている。
Shenzhen Arashi Visionは、NAB後の4月23日、Adobe Premiere Pro CC用のに新たなプラグインを開発したと発表した。Insta360の6カメラ搭載型プロ用カメラInsta360Pro用の機能で、すべての360度ポストプロ作業を同ツールで実施できる。スティッチ、編集、コンテントキャプチャなどの機能をすべてPremiere Pro 上で可能になる。拡張機能は 今年の4半期中に Premiere Pro CC 2017以降のバージョンのユーザーに無償で提供される。拡張機能をインストールすると、Insta360 Proから直接データをインポートすることができ、スティッチングをする前の段階で編集を開始することができる。これにより、スティッチングの時間を短縮できる。Premiere Proの対応については、現状ではInsta360 Proについてしか言及していない。
(NAB Show 2018取材班)
右がInsta360 Titan。左が既発売のInsta360 PRO
Insta360(Shenzhen Arashi Vision)のブース
23日に発表されたAdobe Premiere Pro CC拡張機能