【NEWS】パナソニック 新スタジオハンディカメラを発表 4KとHD4倍速の2機種 高感度低ノイズ、高速読み出しによるスキュー歪み低減
2016.3.25 UP
4Kスタジオハンディカメラ「AK-UC3000」シリーズ(上写真と同)
1080p 4倍速撮影が可能なHDスタジオハンディカメラ「AK-HC5000」シリーズ
パナソニックは、4K画質と長距離光伝送を実現し、UHD(4K)/HD同時出力に対応した4Kスタジオハンディカメラ「AK-UC3000」シリーズと、1080p4倍速撮影が可能なHDスタジオハンディカメラ「AK-HC5000」シリーズを、3月に発売する。価格はUC3000が450万円、HC5000が650万円(すべて税別)。
AK-UC3000シリーズは、新たに開発した4K大判センサーを搭載し豊かな階調を表現する。変換レンズを内蔵することにより、2/3型レンズを外付けアダプターなしで利用可能。入射光を最大限に活用し、高いダイナミックレンジを確保するという。
HDのAK-HC5000シリーズは、1080p4倍速撮影機能を搭載し、スポーツやライブイベントなどの撮影で活躍する。センサーは2/3型3MOS。
いずれもMOSセンサーの信号を高速で読み出すことにより、スキュー歪みを低減する。高感度低ノイズも特徴で、UC3000はF10を実現しながら、SN比60デシベル以上を確保する。HC50000はF11、60デシベル。
周辺画像の色にじみを抑える色収差補正機能や、黒ツブレ・白トビを自動的に抑える機能を搭載。シネガンマに加えて、フィルムに近いモードも選択できる。肌のシワやくすみなど色相360度で肌色以外の色も補正するスキントーンディテール補正も搭載した。
また運用性と操作性を重視した関連機器も併せて開発した。
共通で使用できるカメラコントロールユニットは、4K/HDを光ファイバーで非圧縮長距離伝送する。リモートオペレーションパネル、マスターセットアップユニット、9型LCDカラービューファインダーなども併せて発売する。
4月18-21日まで米ラスベガスで開催される「NAB SHOW 2016」に出展する。
4Kスタジオハンディカメラ「AK-UC3000」シリーズ(上写真と同)
1080p 4倍速撮影が可能なHDスタジオハンディカメラ「AK-HC5000」シリーズ