【Inter BEE 2014 TV】谷沢製作所 テレビ中継現場用簡易マトリックス・インカムを参考出展 8×8接続可能で同時共有、リハーサル/本番用ライン切り替えなどの機能も搭載

2014.11.29 UP

トリオトーク型IN-ME018

トリオトーク型IN-ME018

 谷沢製作所は、Inter BEE 2014に出展し、現場連絡通信の最新ソリューションを展示した。ブースでは、「業界の特定用途向けにカスタマイズした“本当に使いやすい無線機”」をテーマに、撮影現場での特定の状況への対応を想定したバラシ中継基地向け携帯型簡易マトリックス「チームトーク2」を参考出展した。これは、「台風中継、報道中継等にて少人数・緊急性のある中継時に小型軽量の機材で連絡線を構築したい」、「携帯電話2本を接続し「-1」「本局連絡」の音量を現場調整したい」、あるいは、「ゴルフ場・野外コンサート・マラソン等の長距離送り返しがしたい」といった放送現場、ロケ現場ならではの用途を想定した機能を盛り込んでいる。
 「チームトーク2」は、入力・出力が一目でわかるように設計した8×8マトリックスミキサを装備。2台の携帯電話で本局からの-1及び本局との連絡線を確保できる。個別にボリューム操作できる。インカムの子機から有線接続でラインを分割できるため、レポーター、技術担当を2つのラインに分け、本番、リハーサルで流す音の切り替えができる。
 また、IP中継時の連絡線用の携帯アダプタトリオトーク型「IN-ME018」は、携帯電話1台に親機1台+子機2台をつなげ、本局との連絡内容を全員で共有できる。うち1台は通話のやりとりもできる。送信ボタンを使用することで3人同時通話も可能。これまで一人一台必要だった専用携帯電話の代用となる。
 谷沢製作所は、このほか、送り返し同時通話システム「ちびカム722型 IN-AN003」も出展。連絡用音声送り返しの通信距離の増やしたい、連絡確認のために、一方通行ではなく子機からの返しがほしい、といったニーズに対応した製品。
 アンテナを高所設置することで、見通しの良い環境で600mの通信距離を確保した実績を持つ。親機である「ちびカム722型」に対応した、接続台数無制限の子機と、スイッチによる送信が可能な子機が用意されている。

【谷沢製作所】
東京都中央区新富2-8-1 キンシビル
商品開発部
[TEL]03-3552-8322 [FAX]03-3552-6177
[MAIL]k.wadano@tanizawa.co.jp

トリオトーク型IN-ME018

トリオトーク型IN-ME018

#interbee2019

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