【InterBEE 2012】ATTO データ転送速度16Gb/sの超高速転送ストレージ製品を一挙ラインアップ
2012.11.7 UP
ThunderStream Desklink
ATTO製品のソリューション図
ATTO製品の安定性を示す図
米ATTOテクノロジー社は、放送事業者向けストレージの超高速スループットを実現するコネクティビティ製品のラインアップをアスク(映像・放送関連機材部門 #8407)で展示する。アスクブースでは、今春NABで発表したThuderbolt対応ストレージ接続『Desklink』シリーズをはじめ、ファイバチャンネル・ホストバスアダプター(FC HBA)『Celerity』シリーズ、そしてRAIDストレージコントローラアプライアンスの『FastStream』シリーズによる、高安定性・高速データ転送のパフォーマンスを披露する。
■ATTO独自技術で高速化を実現
ブースに展示されるATTO製品を含め、 同社のホストアダプタとRAIDストレージコントローラには、アクセラレーション制御し、一貫した最高のパフォーマンスを維持するATTO 独自のレイテンシー管理技術「Advanced Data Streaming (ADS)テクノロジー」が採用されている。
ADSは、ATTO製品とシステムメモリ間でダイレクトにデータ転送を行うことでCPU負荷を軽減、バス帯域幅のダイナミックシェアリングを可能にして、ATTO製品と接続されている他の機器間でのウェイトタイムを削減する。
■Thunderbolt対応デバイスも登場
Desklinkシリーズ『ThunderStream Desklink』は、Thuderbolt対応のホストPCと、SAS/SATA、FC(ファイバチャンネル)またはEthernetのストレージを接続するコンパクトなボックスタイプのデバイス。最新のストレージやネットワークに対応でき、低レイテンシーで800MB/sという高速かつ大量のデータ転送を実現する。
ブースでは、NASクライアントストレージとの高速データ転送、およびGB Labs社の大容量ストレージユニットとのシステム構成で、放送事業者やプロダクションが求める安定性と高いパフォーマンスを維持したデータ転送を披露する予定。
『FastStream』はデジタルコンテンツの制作環境に適した、低レイテンシー・超高速アクセスRAIDコントローラ。ATTO Technologyの特許であるパリティRAIDテクノロジーにより、パリティ保護をしつつもパフォーマンス改善を実現し、そして冗長性あるアプライアンスで高い信頼性を提供する。
ブースではGB Labs社のSpaceネットワークNASストレージとのシステム構成での高パフォーマンスを紹介する。
■Rorke Data社のHyperFSを用いた高速ファイバチャンネル製品もデモ
また『Celerity』8Gb FC HBAは、Rorke Data社のハイパフォーマンスファイルシステムHyperFS のもと、チャネルあたり1600MB/秒のスループットを実現する、コンテンツ製作やビデオ編集環境向けのワークフローに最適なシステムとして展示する。
このほか、9月に発表した16Gb/s対応のHBA、スイッチおよびRAIDコントローラの実機も一般初公開として展示される予定。
Celerity 16Gb/s HBA (PCIe 3.0 接続、16Gb/s対応FC HBA)
FastStream SC9000 (2ポート・16Gb/s対応ファイバチャンネル、SAS/SATAストレージコントローラ)
ExpressSAS R680 (8 ポート、 6Gb/s SAS/SATA RAIDアダプタ)
【InterBEE 2012】
Inter BEEは、国内外のトップレベルの放送機器、映像機器、音響機器、照明機器、IPTV、Mobile TV、クロスメディア、周辺アプリケーションやソリューションが一堂に会する「音と映像と通信のプロフェッショナル展」です。クリエイティブ、メディアビジネスの最新動向を知る機会として、メディアに携わるあらゆる方々に関連した展示会です。
11月14日(水)〜16日(金) 幕張メッセで開催します(入場無料)。
ThunderStream Desklink
ATTO製品のソリューション図
ATTO製品の安定性を示す図