【Inter BEE 2013】カナレ電気 IBC 2013の最優秀賞を受賞したActive BNCコネクタを出展 伝送距離向上した細軽光カメラケーブル、3G-SDI光コンバータなども展示
2013.11.26 UP
Active BNCコネクタの内部イメージ
細軽光カメラケーブルの新製品
カナレ電気はInter BEE 2013において、電子回路を内蔵した新発想のActive BNCコネクタ(上写真)、取扱いが容易な細軽光カメラケーブルなど新製品を多数展示した。
■新発想のBNCコネクタで開発工数の削減、製品の小型化が可能に
Active BNCコネクタはSDI信号の送受信に対応したケーブルドライバ、ケーブルイコライザを内蔵したBNCコネクタ。基板上にレイアウトするだけで、リターンロス特性を気にすることなく、良好なジッタ特性と信号波形を実現する。
I/Oブロックをコネクタに内蔵しているため、基板上に配置していたI/O回路ブロックが不要になる。「I/O回路ブロック設計に費やしていた工数や試作を削減できるため、製品開発のスピードアップにもつながる」(説明員)。リターンロスを測定するための高価な測定器も不要になり、コスト削減にもつながる。
それでいながら、大きさは従来のBNCコネクタと同サイズ。空きスペースを有効活用することで、基板サイズの小型化やコネクタの高密度実装が可能になる。
なお、Active BNCコネクタはIBC 2013において、最優秀賞にあたる「IABM Peter Wayne Award for Design & Innovation Winner 2013」を受賞している。
■伝送効率を高めた細軽光カメラケーブル、マルチフォーマット対応の3G-SDI光コンバータも展示
ブースでは、そのほかに細軽光カメラケーブル、3G-SDI光コンバータなども展示した。
細軽光カメラケーブルは標準的な光カメラケーブルより細くて軽く、取り扱いが容易な点が特徴。伝送効率を高めることで、伝送距離が同社従来比で2倍向上しているという。
3G-SDI光コンバータは3G-SDI、HD-SDI、SD-SDI、DVB-ASI信号の電気/光変換が可能なマルチフォーマット対応。同シリーズの「EO3G-200」はBNCモニタ出力端子を搭載している。
【カナレ電気】
本社:〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-4-1 新横浜WNビル4F
Active BNCコネクタの内部イメージ
細軽光カメラケーブルの新製品