【Inter BEE 2016 TV】RAID COLORFRONT社製「TRANSCODER」を出展 8K60p素材をリアルタイム再生 米FSI社のLUT対応有機ELモニターなども出展
2016.11.25 UP
FSI社製モニター_DM250有機ELモニター DM240 LC
RED EPIC-W8K S35 8Kカメラ
RED WEAPON 8K S35_8Kカメラ
8K RED CAM&現像システム
RAIDはInter BEE 2016に出展し、同社が扱う8K対応カメラ「WEAPON 8K」や「EPIC W」を出展したほか、COLORFRONT社のTRANSCODERや7月に正規代理店契約を結んだ米FSI社のディスプレーも紹介した
「TRANSCODER」はトランスコーディングを高速自動処理し、高品質なデジタルファイル変換を可能にしている。カラーフロント社のツール「On-set Dailes」の設計思想を引き継ぎながら、より低コストな環境を構築するために、普及タイプのハード(PC)に対応した製品。特徴は、トランスコード、デコード、コンバート、ラップなどの処理をリアルタイム以上(ファイルの尺より短い時間)の短い時間で複数のハイエンドファイルフォーマットに処理する優れたアルゴリズムにある。
「TRANSCODER」は、編集機能のほか、GPUによる32ビットの浮動小数点計算処理により、DCPやIMFマスタリングにおいて、JPEG2000の符号化処理を最も高速に処理する製品として知られている。このほか、MXFラッピング、AES暗号化、IMF/IMP、DCI/DCPパッケージオーサリングなどの機能を装備している。
最新バージョンの「TRANSCODER 2016」は、4KでHDR、SDRの両方のマスタリングを同時に実施する「dual 4K outputs」機能を新たに搭載。「Dolby Atomos」オーディオや「Dolby Vision」エンコーディング、HDRのメタデータの自動計算などの機能が追加されているほか、オーディオレベルメーターや、ベクトルスコープ表示機能なども持つ。
ブースでは、RED HERIUMセンサー搭載のカメラで撮影した8K60pの素材をレンダリングなしでリアルタイム再生するデモを実施した。
今年7月に国内正規販売代理店契約を締結したと発表したFSI(米Flanders Scientific inc)のディスプレーも出展。オンセットカラーマネージメントに特化した機能を備えたディスプレイDMシリーズを展示した。 会場では、LCDと有機ELの両製品が紹介。カートに設置できるなど、撮影現場での使いやすさをアピールしたほか、オーディオ、フォーカスアシストなど、多彩な機能を紹介した。また、2系統のSDI入力にLUTをあてることができる「BoxIO」も出展した。
10月に発売されたREDの8K対応新製品「EPIC-W」は、8K30pまで対応。アクセサリーはDSMC2対応。「WEAPON 8K」は、8K60pに対応。2機種ともHELIUMと呼ぶセンサーを搭載している。
【(株)RAID】
本社住所
〒108-0023 東京都港区芝浦2-14-5 ユニベル田町ビル5階
URL
http://www.raid-japan.com
FSI社製モニター_DM250有機ELモニター DM240 LC
RED EPIC-W8K S35 8Kカメラ
RED WEAPON 8K S35_8Kカメラ
8K RED CAM&現像システム