【NEWS】キヤノン PLマウントのシネマカメラ用単焦点レンズシリーズ「Sumire Prime」を発表
2019.4.4 UP
「Sumire Prime」
キヤノンは4月4日、PLマウントを採用したデジタルシネマカメラ用単焦点レンズシリーズ「Sumire Prime」(スミレプライム)を新たに展開し、7機種を2019年6月上旬より順次発売すると発表した。
「Sumire Prime」は、被写体を印象づける柔らかな映像描写を実現したシネマカメラ用単焦点レンズシリーズ。EFマウントの単焦点レンズシリーズに加え、映像制作業界で広く普及しているPLマウントを採用した同シリーズを投入する。
4月8日から11日まで米ラスベガスで開催される放送・映像制作機器の展示会「NABShow2019」のキヤノンブースで先行展示する。
■被写体を印象づける柔らかな映像描写を実現
新製品の7機種は、大口径非球面レンズやUDレンズ、UDレンズの性能をさらに向上させたスーパーUDレンズを採用したキヤノン独自の光学設計により、芯がありかつ柔らかな映像描写を実現している。
高い解像感を特長とするEFマウントの単焦点レンズシリーズに対し、PLマウントの単焦点レンズシリーズ「Sumire Prime」は、背景に広がる柔らかなボケが被写体を優しく浮かび上がらせることによる、美しく印象的な映像描写が特長。両シリーズに共通した暖色系のトーンにより、人物の表情を柔らかく、自然に描く映像表現が可能。
11枚絞り羽根の採用により、開口形状が円形に近い状態を保てるため、柔らかく自然なボケ味を表現可能。また、奇数枚数の絞り羽根は光芒の数が2倍になる現象を利用し、光が柔らかく拡散した映像表現ができる。
「Sumire Prime」7機種については、PLマウントからEFマウント、EFマウントからPLマウントへの交換サービスを実施予定。購入した販売店で交換対応を実施する。
シリーズの各製品と発売日は以下の通り。
「CN-E14mm T3.1 FP X」(2019 年 9 月下旬)
「CN-E20mm T1.5 FP X」(2020 年 1 月下旬)
「CN-E24mm T1.5 FP X」(2019 年 6 月上旬)
「CN-E35mm T1.5 FP X」(2019 年 6 月上旬)
「CN-E50mm T1.3 FP X」(2019 年 6 月上旬)
「CN-E85mm T1.3 FP X」(2019 年 8 月下旬)
「CN-E135mm T2.2 FP X」(2019 年 12 月下旬)
「Sumire Prime」