【After NAB Show】AJA 4Kカメラ「CION」など、NAB 2015で発表した 新製品を一挙に紹介 CION100台 貸出プログラム「Try CION」日本では6月を予定
2015.5.18 UP
4Kプロダクションカメラ「CION」
■露出調整機能を強化したCION ファームウェア最新バージョン
AJA Video Systemsは、5月21日(木)、22日(金)(以上、東京)、26日(大阪)で開催されるAfter NAB Showにおいて、ファームウェアv1.2により、さらなる進化を遂げた4Kプロダクションカメラ「CION」や4K60p対応のビデオI/Oカード「KONA 4」を搭載したデスクトップシステムなど4K対応製品のアップデートや最新ワークフローを紹介する。
CIONのファームウェアV1.2は、露出オーバーしたイメージに対するホワイトバランス機能やビデオレベルの改善、ガンマ/カラーコレクション・オプションの追加、LUTサポート、オートホワイトバランスアラームなどの機能が加わっている。
■4K対応光ファーバーコンバーターも各種展示
また、UltraHD/HD HDMIから4本の3G-SDI信号へ変換可能な「HA5-4K」、4K/UltraHD/HD 3G-SDI とデジタル光ファイバーの相互変換により最大10kmの信号伝送が可能にする「FiDO-4T-ST」および「FiDO-4R-ST」、複数ある3G-SDI信号のチャンネルを1本のファイバーケーブルで伝送させることができるCWDM(Coarse Wavelength Division Multiplexing)SFPオプションが用意された「FiDO-2T-CWDM」など、NAB2015で発表されたミニコンバーター新製品も展示する。
■セッションで重要情報の公開も
AJAは、展示とともにセッション( 21日(木・東京)、26日(火・大阪))でも新製品の詳しい説明を実施する。「CION」の最新ファームウェア(v1.2)や、サードパーティメーカーの対応などのアップデート情報も公開。このほか、4K映像制作の現場で用いる最新の光ファイバー対応コンバーターなどの製品郡も紹介する。
AJAはまた、「CION」のAJA RAWフォーマットをサポートするモニター一体型ポータブルレコーダーに、新たにATOMOS「Shogun」とコンバージェントデザイン社「オデッセイ7Q+」が加わったことを発表した。AJA Rawは標準的なシネマDNGラッパーで処理されたフォーマット。「AJAコントロールルーム」ソフトウエアで収録/再生ができる。セッションでは、AJA Rawについても、説明がありそうだ。
■100台のCION 貸出プログラム「Try CION」
またNAB期間中、北米市場で「CION」(本体のみ)をテスト用に貸し出すプログラム「Try CION」を発表している。すでに4月から北米地域で展開しているが、今後米国以外でも順次展開していくという。北米では100台の「CION」を用意し、期間限定で貸し出している。ユーザーに実運用をしてもらい、作品制作の実績や評価を得て、プロモーションにつなげていくことが狙い。
現状ではまだ、米国以外での提供台数は未定だが、ビューファインダーなどの本体以外の周辺機器の調整をしてからの決定となるという。日本では6月ごろを予定しているということで、セッションではプログラム開始時期などが話題に上ると期待される。
【After NAB Show TOKYO/OSAKA 2015開催概要】
<3rd After NAB Show TOKYO>
■開催日時:2015年5月21日(木)、22日(金)、10:00-18:00 (セッションは9時から)
■会場:東京都千代田区「秋葉原UDX」(展示フロア:2階「AKIBA_SQUARE」、シアタープレゼン:4階「UDXギャラリー」)
<2nd After NAB Show OSAKA>
■開催日時:2015年5月26日(火)、10:00-18:00(セッションは9時から)
■会場:大阪市北区「グランフロント大阪」
■主催:一般社団法人 日本エレクトロニクスショー協会、株式会社映像新聞社
いずれも入場無料です。事前登録により、スムーズに入場できます。セッションは、席数が限定のため、申し込み数が席数を超えた場合、締め切りとなりますので、お早めのお申し込みをお進めします。
4Kプロダクションカメラ「CION」