【プロダクション】ザ・チューブ 4つ目のポストプロ拠点 赤坂編集センターを開設 立地・設備などテレビ番組制作への円滑な対応を意識
2012.6.29 UP
MA室
マシン室
ザ・チューブ(東京都港区)は20日、東京・赤坂に「赤坂編集センター」を開設。リニア編集室2室、MA室1室の構成で営業を始めた。
本社である東麻布、汐留と渋谷に続く4拠点目として、顧客である制作会社の交通の便の良さなど立地条件を重視して開設した。
システムは素材の立ち上げ時間などが必要ないリニアを選択している。スケジュールのタイトな番組制作を円滑に進行することを目的とした。「EDIT-1」「同-2」ともに、編集機はプラグインエディター、スイッチャーは「MVS-7000X」(2M/E)を設置。DVEは4ch。モニターは有機ELの「BVM-E250」を選定している。
キャラクタージェネレーターはアビッド製「AMG」。サブ用のノンリニアシステムとして「ファイナルカットプロ」を設置するなど、使い慣れた機材で最大限の効率化を目指した。
MA室は、アビッドの「プロツールスHDVer9」に、ヤマハの「DM2000」を組み合わせた。同機は、東麻布スタジオのMA室にも順次導入を進めている。スピーカーはジェネレックの「8260A」。フロア面積が約270平方メートルと広いことから、各室はゆったりした広さを備えている。
また、ラウドネスメーターとして、ヌーゲンオーディオ製のプロツールス用プラグインのテスト運用を開始するという。
マシン室のVTRは、HDCAMおよびDVCPRO HD、HDVなど。テープ素材から顧客のHDDに、オフライン編集用データをインジェストするMacも、2式独立して設置した。
システム設計は共信コミュニケーションズ、内装は若林音響が担当した。
【赤坂編集センター所在地】▽東京都港区赤坂3-13-4赤坂三河家ビル4階▽TEL:03-6435-5430
(映像新聞社 吉野和美)
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