【NEWS】キヤノン 4K放送用ENG/EFPレンズの新シリーズUHD GCシリーズ3機種と4K放送用フィールドレンズUHD DIGISUPERシリーズの新製品「UJ66×9B」を発表
2018.4.3 UP
UHD GCシリーズ CJ24e×7.5B(テレタイプ)
UHD GCシリーズ CJ14e×4.3B(ワイドタイプ)
UHD GCシリーズ CJ18e×7.6B(スタンダードタイプ)
UHD DIGISUPER UJ66×9B
キヤノンは、放送用ENG/EFP2/3インチ型 4KポータブルレンズシリーズのCJシリーズに、運用性を重視したUHD GCシリーズを新たに加え、新製品3機種と、4Kを超える高い光学性能を持つ4K放送用フィールドレンズUHD DIGISUPERシリーズの新製品「UHD DIGISUPER UJ66×9B」を発表した。
【UHD GCシリーズ】
既存のUHDXSシリーズは、2/3型4Kカメラ対応の高い光学性能を実現したハイエンド向け4Kレンズシリーズ。これに対して、今回発表したUHD GCシリーズは、2/3型4Kカメラの光学性能を持ちながら、HDレンズと同等の実用性・運用性を兼ね備えている点が特徴。4K対応の仕様でありながら、小型・軽量を実現している。将来、4Kシステムへの移行を検討している場合の先行投資として高いコストパフォーマンスを実現した4Kレンズシリーズとなっている。
今回発表した新製品3機種は、テレタイプの「CJ24e×7.5B」、スタンダードタイプの「CJ 14e×4.3B」、そしてワイドタイプの「CJ18e×7.6B」となる。発売時期と価格はそれぞれ、「CJ24e×7.5B」が6月下旬発売、IRSE(312万円)、IASE(327万円)、「CJ 14e×4.3B」が8月下旬発売、IRSE(281万円)、IASE(296万円)、「CJ18e×7.6B」が11月下旬発売、IRSE(198万円)、IASE(213万円)。
(IRSEはマニュアルフォーカスタイプ。IASEはフォーカスモーター内蔵タイプ)
独自の光学設計技術により、画面中心から周辺まで、4K対応の解像力、高コントラストを達成。コーティングや鏡筒内面反射抑制により、ゴースト・フレアを抑制し、HDR/WCGに対応した抜けの良い高階調の映像を得られる。
蛍石やUDガラスを最適配置することで、色収差を補正し、色滲みや輪郭に色づきの少ない画像を実現している。
2×エクステンダー使用時も4Kカメラ対応の光学性能を実現している。
4Kカメラ対応の光学性能を持ちながら、従来のHDレンズ同様の強度と軽さを備えた小型ボディを実現している。重量はIRSEがそれぞれ「CJ24e×7.5B」約1.82kg、「CJ 14e×4.3B」1.65kg、「CJ18e×7.6B」2.11kg。
グリップは、人間工学に基づいて、手にフィットするように設計され、操作感を向上させており、長時間撮影の負担を軽減する。
UHD XSシリーズと同様、UHD GCシリーズもカメラ色収差補正機能はBT.2020に対応。HDR/WCGにも対応している。
16ビット絶対値エンコーダーを採用し、電源投入時の初期化レスを実現している。立ち上げと同時にカメラ側の収差補正機能や位置検出、VF上の位置表示が可能。
【UHD DIGISUPER UJ66×9B】
「UJ66×9B」は、4Kを超える高い光学性能を持ち、同時に放送用システムに最適な仕様・操作性を実現した4K放送システム対応最高級レンズ。発売予定は8月下旬。価格は、1053万円。
HDTVから4K、4Kオーバーを含む広い周波数帯域を持ち、BCRchの全波長帯域で高いコントラスト、高解像力を持つ。
ズーム倍率66×、広角端9mm、望遠端600mm(内蔵2.0×エクステンダー使用時12000mm)。IS使用時も、4Kカメラ対応の光学性能を確保している。
フローティングインナーフォーカスシステムを採用し、画面周辺部の解像力を向上。フォーカス変動を抑制している。また、ズーム全域、画面中心から周辺までズーム変動のないフラットな特性を実現している。
倍率の向上、4K性能を確保しながら、2/3型HDの撮影スタイルを継承し、同程度の機動性を実現している。 バーチャル画像との合成を想定し、 ズーム・フォーカス・アイリスの高精度な位置情報を読み出せる20ピンコネクターをマウント横に標準装備している。
編集:Inter BEE 2018 ニュースセンター
UHD GCシリーズ CJ24e×7.5B(テレタイプ)
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