【Inter BEE 2014 TV】MotionElements 画像から瞬時に関連・類似映像検索を機能 50万点超の動画素材から簡単・かつ瞬時にサーチ
2014.12.10 UP
「ビジュアルサーチ」のデモ。画面の左側に「青空に桜」の写真を検索キーとして設定したところ、似た構図の映像を瞬時に検索
画像がキーになるので、こうした書画などをキーとなるイメージに設定すると、筆跡風のモノトーンのコンテンツもピックアップ
シンガポールに本社を置くMotionElementsはInter BEE 2014のブース(ブース番号:6204)で、同社の動画素材マーケット「www.motionelements.com」を出展、日本市場でのさらなる利用を呼びかけた。また、新技術の「ビジュアルサーチ」のデモも行い、動画を文字列でなく「画像」をキーとして検索できる利便性をアピールした。
■50万点を超える素材を提供、日本発のコンテンツの充実も狙う
www.motionelements.comは、アジアから発信する動画コンテンツを、洋の東西を超えて提供するオンラインマーケット。ロイヤリティフリーで低料金のサービスとして提供する。提供する素材は50万点以上に上り、サービスは英語、日本語、ドイツ語、中国語(繁体字)、ハングル語に対応する。アジア内の利用はもとより欧米などでのアジアの映像素材の利用を想定したサービスである。
モーションエレメンツ日本事務所の黒野耀仁氏は、「日本語サイトを2014年8月にリニューアルした。Inter BEE 2014の出展で国内での利用促進を図る。また、もう1つの目的として日本のクリエーターによる作品の増加がある。海外のユーザーから日本的な動画の要望が高いのだが、まだ日本的なコンテンツが少ない。売上の70%がクリエーターに渡るシステムを含めて周知したい」と語る。
素材が毎年倍増のペースで増えているというwww.motionelements.com。国内での素材供給と利用の両面で、ステップアップを目指す。
■画像だけで似た動画を検索できる「ビジュアルサーチ」
www.motionelements.comの特徴的な機能として会場で注目されていたのが「ビジュアルサーチ」だ。通常は動画などの映像コンテンツを検索する際にはメタ情報に格納したキーワードなどを利用する。しかしアジアのコンテンツに対して欧米からアクセスするといったグローバルな利用を想定した場合に、「文字」を使った検索は難しいケースが多くなる。これを解決するために作られたのが「ビジュアルサーチ」だ。
ビジュアルサーチは、静止画をキーとして、その画像のイメージに似た動画コンテンツを検索する機能。例えば、「sakura」で絞り込んだ後に、「青空を背景にした桜」の画像をキーとして読み込ませると、近いイメージの動画コンテンツを検索結果として示す。言語の違いを吸収できるだけでなく、言葉にしにくいイメージを画像で的確に指示し、動画コンテンツを検索できる。
50万点を超えるコンテンツから、狙いに近いコンテンツを簡単に絞り込める機能を提供することで、さらに利用を促進したい考えだ。
【MotionElements】
横浜市都筑区茅ヶ崎中央11-18-502
(モーションエレメンツ日本事務所)
URL:http://www.motionelements.com
「ビジュアルサーチ」のデモ。画面の左側に「青空に桜」の写真を検索キーとして設定したところ、似た構図の映像を瞬時に検索
画像がキーになるので、こうした書画などをキーとなるイメージに設定すると、筆跡風のモノトーンのコンテンツもピックアップ