【プロダクション】IMAGICA 赤坂ビデオセンターにマルチフィニッシングルーム専用室を開設 独自技術でカメラ32台分の映像をその場でマルチ画面収録
2012.7.27 UP
IMAGICAは、独自開発システムを用い、一貫したマルチオフラインサービスを強化している。2日にはマルチ映像専用のノンリニアオンライン編集室「マルチフィニッシングルーム」を赤坂ビデオセンターに新設した。
マルチオフラインシステムは、音楽ライブや舞台演劇などの映像制作で提供してきた。撮影現場では自社開発のプロセッサーを使い、カメラ32台分の映像をその場でマルチ画面収録する。これにより、各映像のデジタイズなど準備作業が不要となり、撮影後すぐにオフライン編集を開始できる。
またオフライン編集時には、ENGカメラの映像やトラックダウン音源を自社開発のシステムで追加し、最大36面で編集する。今回、要望の高かった24p映像の扱いが可能になったほか、編集結果をHD解像度でプレビューすることが実現した。
さらにマルチフィニッシングルームでは、マルチオフライン編集したプレビュー素材をそのまま活用できるため、従来オフライン編集後の画質上げ作業にかかっていた時間を削減する。
アビッド製ポストデコやブラックマジックデザイン製ダビンチリゾルブなどのアプリケーションも導入。作業内容や目的に合わせ対応できる。
(映像新聞社 吉野和美)